ECBの2018年利上げ観測が再燃-12月までの確率74%を市場織り込む

  • 11日公表の昨年12月会合の議事要旨が観測あおる
  • 来年6月までに2回の0.1ポイント利上げを完全に織り込む

欧州中央銀行(ECB)が2018年中に利上げをするとの観測が再燃した。11日公表された昨年12月会合の議事要旨で、フォワードガイダンスの言い回しを今年の早い時期に見直すことが妥当との当局者らの見解が明らかになったためだ。

  短期市場の動向によれば、ECBの中銀預金金利が年内に0.1ポイント引き上げられる確率は74%。昨年12月14日の会合の1日前は34%、昨年末は46%だった。市場はまた、来年6月までに2回の0.1ポイント利上げを完全に織り込んでいる。

  ユーロは上昇し債券は値下がりしたが、議事要旨のタカ派的コメントはユーロ圏のインフレ圧力の弱さをデータがあらためて示す前のものだ。

  コメルツ銀行の債券ストラテジスト、クリストフ・リーガー氏は「議事要旨には政策についての新しいヒントはなかった」とし、「景気に関する明るいニュースはまだ出るだろうが、結局のところ市場が今想定しているような利上げが実現する可能性は低いと思う」と語った。

原題:Draghi Unheeded as ECB Minutes Prompt Renewed Bets on 2018 Hike(抜粋)

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