ゴールドマンやモルガンSがフランクフルトで採用急ぐ-英EU離脱前

  • 2019年4月までにEU本部の準備を完了し稼働させる必要-関係者
  • 混乱を最小にするため、できる限り現地で採用を目指す

ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーがフランクフルトで採用を活発化させている。世界の投資銀行は英国の欧州連合(EU)離脱前にEU内に新本部を築こうと急いでいる。

  ウォール街の大手3社は最近、リスク管理やコンプライアンス(法令順守)担当者、情報技術(IT)専門家などの募集を始めた。求人ウェブサイトから分かった。2019年4月までにEU本部の準備を完了し稼働させる必要があると、人材あっせん会社や採用計画を知る関係者が述べた。

  計画は社外秘だとして関係者が匿名を条件に述べたところによると、各行はロンドンから人員を移す混乱を最小にするため、できる限り現地で採用しようとしている。英国が正式にEUを離脱するまで約1年2カ月となり、銀行はある幹部が「引き返せない地点」と呼んだ段階に到達。緊急計画を始動させざるを得なくなった。

  フランクフルトを拠点とする人材コンサルティング会社FREDエグゼクティブ・サーチのパートナー、ティム・チュールケ氏は、英国の離脱時までに「少なくとも最低要件の人員を確保しようと、多くの銀行が今採用を進めている」と述べた。

  だがロンドンの金融業界で働く人数が36万人を超えるのに対し、フランクフルトは6万人。関係者によると、フランクフルトには経験豊富なバンカーが十分にいないため、各銀行は帰国をいとわない海外在住のドイツ人で不足を補うことを期待している。それでも人材が足りなくドイツ人以外を配置する場合に備えて、銀行側は既にインターナショナルスクールの入学枠や賃貸マンションを確保し始めたという。

原題:Goldman Sachs, Morgan Stanley Step Up Pre-Brexit Frankfurt Hires(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE