トランプ大統領の新大使館「街外れ」批判、英国側が反論-またも摩擦

更新日時
  • テムズ川南岸の新大使館は「気に入らない」とツイート
  • 「活気のある」重要地区だと英首相府が反論

トランプ米大統領は新しい在英米大使館の開所式典に出席するためロンドンを訪れる計画を取りやめた。オバマ前大統領が旧大使館を売却したことや新大使館の立地が気に入らないとツイートし、またも対英関係を緊張させた。

新しい在英米国大使館

撮影:Dominic Lipinski / PA Images/ゲッティ・イメージズ

  トランプ大統領は「恐らくロンドンで最高の場所にある素晴らしい大使館を、オバマ政権が『二束三文』で売り払い、12億ドル(約1335億円)をかけて街外れに新しく建てたことが気にいらない」と、ロンドン訪問をキャンセルした理由を説明。「ひどい取引だ。私にテープを切らせたかったのだろうが、お断りだ!」とツイートした。

旧大使館から星条旗が撤去される

フォトグラファー:Matthew Chattle / Barcroft Images経由でゲッティイメージズ

  新米大使館のあるテムズ川南側のボクソール地区をこき下ろしたトランプ氏の発言を受け、英首相府は「ボクソールはロンドンの中でも活気のある重要な地域で、多くの企業が拠点を置いている」と反論した。

  英当局者らによると、英政府はトランプ大統領が2月下旬に訪れる前提で準備を進めていた。

  カーン・ロンドン市長を批判するツイートや、英国の極右グループの反イスラム動画のリツイートなどで、トランプ大統領の就任以降の米英の関係は悪化している。

  カーン市長は12日、トランプ大統領がロンドンに来れば「間違いなく、非暴力の大規模な抗議行動で迎えられただろう。そのメッセージは大統領に届いたようだ」とコメントした。

原題:Trump Says He Scrapped London Trip Over Obama’s Embassy Deal(抜粋)
Trump Scraps Trip to Open New London Embassy in ‘Off Location’

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