中国は年内利上げか、金融機関の間で予想増える-なお非主流派

  • モルガンSや中信証券、中国国際金融などが利上げ見通し示す
  • 1年物の貸出基準金利は4.35%維持とのコンセンサスは変わらず

中国人民銀行(中央銀行)が今年、2011年以来の利上げに踏み切ると考えるエコノミストが少数ではあるが増えている。

  今週はこうした非主流派に中国国際金融(CICC)が加わった。これまでにモルガン・スタンレーや中信証券(CITIC証券)などが利上げ予想を示している。国泰君安証券は今週のリポートで、今年7-12月(下期)に政策金利が引き上げられる「可能性が極めて高い」と指摘した。

  ブルームバーグがまとめた市場予想中央値では、政策金利の1年物貸出基準金利は今年だけでなく19年も現行の4.35%で変わらないとみられており、CICCなどの見方はなおコンセンサスを変えるほどではない。

  しかし非主流派の予想に注意を払うべき根拠はある。中国の景気拡大に対する強気な見方が増える中でインフレ見通しが高まりつつあるためだ。

  モルガン・スタンレーの中国担当チーフエコノミスト、邢自強氏(香港在勤)は実質金利を引き上げ、過剰なレバレッジを抑制し、預金からリスクの高いシャドーバンキング(影の銀行)商品に資金がシフトするのを防ぐために、今年下期に0.25ポイントの利上げが1回、来年も1回の引き上げがあると予想している。

原題:The Outside View on a China Benchmark Rate Hike Is Catching On(抜粋)

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