パウエル次期議長は大統領の影響排除を-ドイツ銀監督で民主上院議員

  • トランプ米大統領が同行に抱える負債が懸念材料とバンホーレン議員
  • ドイツ銀を他の金融機関と同じ方法で扱うよう次期FRB議長に要請

米上院銀行委員会メンバーのバンホーレン議員(民主)は、トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名したパウエル理事に対し、ドイツ銀行の監督に影響を及ぼそうとするホワイトハウスのいかなる取り組みからも連邦準備制度を守ると確約するよう求めた。

  2016年の米大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査の一環として、ドイツ銀はモラー特別検察官のオフィスなどからトランプ氏と関係のある複数の人物に関連した取引記録の提出を召喚状で求められたとされる。

  バンホーレン議員はパウエル氏に宛てた11日付の書簡で、「トランプ大統領は家族や仲間の利益のためなら、平気で連邦の法執行や捜査事案に影響を及ぼそうとする態度を示している」と指摘。当局としてドイツ銀を他の金融機関と同じ方法で扱うようパウエル氏に求めた。

  連邦準備制度がドイツ銀に対して監督上や執行上の措置を検討する場合に、トランプ氏が同行に抱える「かなりの負債」が懸念材料だと、バンホーレン議員は論じた。

  同議員はその上で、上院銀行委がパウエル氏の指名承認について採決する前日の16日までに返答するよう要請した。FRBのエリック・コリグ報道官は当局が書簡を受け取り、返事をする方針であることを明らかにした。

  上院銀行委は先月、パウエル氏の指名を賛成22、反対1の賛成多数で承認したが、その後、上院本会議が昨年中に承認を済ませなかったため、同委と本会議であらためて承認しなければならなくなった。バンホーレン議員は賛成票を投じた議員の1人。

原題:Fed’s Powell Urged to Keep Trump From Meddling on Deutsche Bank(抜粋)

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