青空見え始めた北京、PM2.5濃度54%急低下-全国的には改善わずか

  • 北京と天津、周辺地域では10-12月に33%低下-グリーンピース
  • 石炭からガスへの切り替えで劇的に改善-バーンスタイン

中国が大気汚染との闘いで成果を上げつつあるようだ。北京とその周辺で汚染レベルが大幅に低下している。

  グリーンピース・イースト・アジアは11日のリポートで、北京と天津および26の周辺都市を含む地域で、健康に深刻なリスクを引き起こすPM2.5(微小粒子状物質)濃度が2017年10-12月(第4四半期)に前年同期比33%低下したと報告した。北京だけで見ると54%の急低下だという。政府は昨年、エネルギー源の石炭から天然ガスへの切り替えを数百万に上る家庭と企業に強制的に求めた。

Bluer Skies in Beijing

Pollution levels in China's capital fell as the government clamped down on coal burning

Source: China Air Quality Index

Note: Chart illustrates 30-day moving average of air pollution levels

  青空は戻りつつあるが、市民や工場はその代償を払っている。天然ガスへの切り替えを広範囲に進めたことで燃料が不足し、暖房が使えない家庭や操業停止となる工場が続出した。サンフォード・C・バーンスタインは、こうしたマイナス面はあるものの大気の質改善は習近平国家主席にとって勝利だと指摘し、石炭利用を減らすための措置は継続される公算が大きいとの見方を示している。

  ニール・ベバリッジ氏ら同社アナリストはリポートで、「石炭からガスへの切り替えで大気汚染が劇的に改善した」とし、「実施面での問題は幾つかあるが、切り替え計画は成果を上げつつある」と評価した。

  ただグリーンピースによると、全国レベルの昨年のPM2.5濃度は4.5%の低下にとどまった。

北京の青空(2017年12月4日)

フォトグラファー:VCG via Getty Images

原題:China Is Winning Its War on Air Pollution, at Least in Beijing(抜粋)

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