フィアット・クライスラー、米従業員にボーナス支給-減税の恩恵分配

  • ミシガン州のトラック工場に10億ドル投資、2500人増員
  • 米のNAFTA離脱リスクに対するヘッジだとゴードン教授

自動車メーカーのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は米税制改革に伴う法人税率引き下げを受け、ミシガン州のトラック工場に10億ドル(約1100億円)を投資するほか、従業員にボーナスを支給する。

  同社は米従業員約6万人に1人当たり2000ドルを支払い、減税の恩恵を分配する。さらに、メキシコで生産している大型ピックアップトラック「ラム」のデトロイト近郊工場での製造のため、10億ドル余りを投じ、人員を2500人増やす。

ミシガン工場の組み立てライン

フォトグラファー:ビル・プリアーノ/ゲッティイメージズ

  オートパシフィックのアナリスト、デーブ・サリバン氏は電話取材に対し、「少なくともトランプ大統領の税制改革による恩恵が非常に迅速に労働者に及んでいるように見えることは、政権にとって良い兆しであるはずだ」と述べた。

  ミシガン大学ロス経営大学院のエリック・ゴードン教授は電子メールでFCAの投資計画について、「米国が北米自由貿易協定(NAFTA)を離脱ないし自国の製造業に有利に働くように改定する可能性が高まっていることに対するヘッジだ」と分析した。

原題:Fiat Chrysler to Invest $1 Billion, Pay Bonuses on U.S. Tax Cut(抜粋)

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