ビットコインETF、SECが「待った」-流動性や安全性を懸念

ビットコイン革命の新たな風が吹くのは、予想より少し後になりそうだ。

  米証券取引委員会(SEC)は8日以降、12本のビットコイン上場投資信託(ETF)と2本の投資信託にブレーキをかけた。事情を知る複数の関係者によると、SECは頻繁に取引されるETFを非流動的と考えられる資産に連動させることが安全なのか、変動が著しく激しい仮想通貨の価格をファンドが正確に反映することが可能なのかといった点などを懸念している。

  ブームを冷やすような当局の対応は、金融会社が予想していたものとは異なる。先月にCBOEグローバル・マーケッツ、CMEグループと相次いでビットコイン先物の取引が始まった際、仮想通貨のETFや投資信託も間もなく多数誕生するとの期待が広がった。実現すれば新たな投資家を呼び込み、2017年の年初から1400%余り上昇していたビットコインをいっそう押し上げるはずだった。

  コンサルティング会社エイト・グループのシニアアナリスト、ハビエ・パス氏は「SECの対応は賢明だ」と評価。「安心してETFの門戸を開くには、誰かが大人でなければならない」と述べた。

  SECの広報担当者はコメントの要請に応じなかった。

原題:Bitcoin ETF Fast Track Derailed by SEC Liquidity, Safety Worries(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE