グロース氏:債券の「時代終わった」、今年のリターンほぼゼロへ

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  • グロース氏はオプラ・ウィンフリー氏のスピーチを引用
  • 穏やかな弱気相場の中で10年債利回りは2.7%へ向かう-グロース氏

Bill Gross.

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

女優で人気司会者のオプラ・ウィンフリー氏はゴールデン・グローブ賞のスピーチで、女性を虐げる男性の「時代は終わった」と宣言したが、著名債券投資家のビル・グロース氏に言わせれば、抑圧された金利に債券市場が支えられる時代も終わった。

  同氏は11日公表した月次投資コメントで、「男性と同様に、債券も弱気相場に入った」とし、「オプラは『新しい時代が到来した』と叫んだが、その通りだ。債券弱気相場の時は来た。私を含め多くの人は『潮時だ』と言うだろう」と記述した。

  グロース氏によると、35年続いた債券強気相場の終わりは10年物米国債の利回りが過去最低を付け、「二番底」のパターンを形成した2016年7月だったかもしれない。当時はそれが明確でなかったが、今週9日に10年債利回りが2.5%を超えた時、弱気相場入りが確認されたとグロース氏がツイートした。

  グロース氏はまた、10年債利回りが年末までに少なくとも2.7%に達すると予想。世界経済の成長や米金融当局の利上げ、他の中央銀行が金利を抑えておくために実施している量的緩和(QE)の規模を縮小することが利回りを押し上げるとし、「QE減額と5%の名目成長率は、米10年債利回りの上昇、ほぼゼロのトータルリターン、穏やかな弱気相場の正式認定をもたらすのに十分だ」と書いている。

  ブルームバーグのデータによれば、グロース氏のジャナス・ヘンダーソン・グローバル・アンコストレインド・ボンド・ファンドの2017年成績はプラス2.4%で、26%の同種ファンドを上回った。

原題:Gross Says #TimesUp for Men and Bond Run as Flat Returns Loom(抜粋)

(4段落目に解説を加えます.)
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