アンデュラン氏のヘッジファンド、昨年の運用成績辛うじてプラス

  • ブレント原油が年間18%上昇する中、ファンドの成績はプラス2.2%
  • 昨年12月の原油価格が堅調でファンドのリターンに好影響

最も強気な石油ヘッジファンド運用者の1人、ピエール・アンデュラン氏は昨年、プラス2.2%の運用成績を達成した。ファンドのリターンは数カ月にわたってマイナスとなっていたが、昨年12月に堅調だったため年間ではプラスとなった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  石油に重点を置くアンデュラン・キャピタル・マネジメントの運用成績が回復した背景には、世界指標である北海ブレント原油の価格が昨年、年間ベースで18%上昇したことがある。米国の指標であるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の上昇率は12%だった。ブレント原油とWTIは共に12月に5%値上がりした。

  原油価格が昨年1バレル当たり40ドル台と60ドル台の間で変動し、米国の原油生産が過去最高水準に達する中、石油ヘッジファンド業界は困難な状況にあったが、アンデュラン氏のファンドの年間の運用成績はプラスとなった。

  かつて石油業界で「神」と呼ばれたトレーダー、アンディ・ホール氏は、旗艦ファンドのアステンベック・マスター・コモディティーズ・ファンドIIの昨年1-6月(上期)の成績がマイナス約30%となったことを受け、8月に同ファンドを清算した。同氏は、アルゴリズムを活用するトレーディングが市場のファンダメンタルズ(需給関係)への投資を「困難」なものにしていると説明し、原油価格の悪化見通しについて警鐘を鳴らした。

  一方、アンデュラン氏は11月に、原油価格が2018年に少なくとも80ドルに上昇し、需要の前に供給がピークに達するとの見通しを示している。  

原題:Andurand Fund Is Said to Eke Out 2017 Gain Amid Late Oil Rally(抜粋)

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