トヨタ・マツダ:米アラバマ州に新工場建設発表-工場拡張の余地も

  • 敷地面積は当初予定の倍以上、州政府が3億7000万ドルの優遇措置
  • トランプ大統領就任以降、米国での自動車工場新設は初めて

トヨタ自動車とマツダは米現地時間10日、アラバマ州に米新工場を建設すると発表した。約1800億円を投じ、雇用は最大4000人を予定している。工場の建設予定地は広大で今後さらに生産規模を拡大する余地を残している。

  トヨタ北米事業の販売責任者であるボブ・カーター氏によると、トヨタの既存のエンジン工場近くにある新工場の敷地は2500エーカー(約1012万平方メートル)と両社が当初想定していた倍以上の面積を持つという。アラバマ州は労働組合の組織率が非常に低く、州政府が税金面での減免や労働者への職業訓練費用など含めて総額3億7000万ドル(約410億円)の優遇措置を提供する。

  両社の発表によると、生産能力は年間30万台を予定し、マツダ・トヨタ向けの各生産ラインで、マツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルとトヨタの「カローラ」を15万台ずつ生産する。2021年の稼働を開始予定している。

  米国のトランプ大統領が就任以来、自動車メーカーに対して米国内での生産拡大を呼びかけてきたなか、トヨタとマツダの新工場はこれまでのところ米国内で新たに建設される最初の自動車工場となる。

  トヨタの豊田章男社長は、「トヨタが15年以上にわたり同州でエンジン生産を行ってきた経験に裏打ちされたもの。『町いちばんの会社』となることを目指して取り組む」、マツダの小飼雅道社長は「従業員から愛され、地域の皆さまからも愛される工場になりたい」とそれぞれ書面でコメントした。

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