【NY外為】ドル下げ縮小-米のNAFTA離脱懸念で加ドル急落

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Canadian dollar banknotes are displayed in an arranged photograph.

Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが午後に入り下げを縮める展開。米国が北米自由貿易協定(NAFTA)から離脱する可能性が高まっていると、カナダ政府当局者が述べたとの一部報道を手掛かりにカナダ・ドルとメキシコ・ペソは急落した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.6%低下と、1カ月で最大の下げを記録したが、その後下げを縮めた。ドルは主要10通貨のうちカナダ・ドルとポンドを除く全てに対して値下がり。カナダ政府当局者2人は、トランプ米大統領がNAFTA離脱に向け6カ月前の事前通知をする可能性が高まりつつあると述べた。両当局者は匿名を条件に語った。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。ユーロはドルに対し0.1%高の1ユーロ=1.1953ドル。ドルは対円で1.1%安の1ドル=111円43銭。

  カナダ・ドルは0.6%安の1米ドル=1.2540カナダ・ドル。

  カナダ・ドルとペソは一時急落したものの、その後ホワイトハウス当局者がトランプ大統領のNAFTAへの姿勢に変わりはないと説明したことを受けて下げをやや縮めた。

欧州時間の取引

  この日は、中国の当局者が米国債投資に消極的な姿勢を示しているとの一部報道を受け、ドルは欧州時間に大きく下げていた。

  事情に詳しい関係者が述べたところによると、中国の外貨準備を見直す当局者らは米国債の購入を減らすか停止することを勧告した。

原題:Dollar Nearly Erases Losses Amid Concern U.S. Will Leave Nafta(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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