米国債の一斉売り、銀行株にはカンフル剤-ゴールドマンが買い勧める

  • 利回り上昇やイールドカーブのスティープ化が銀行の利益押し上げへ
  • 米銀行株の指数は2007年以来の高水準、欧州では15年来の高値

銀行株への強気派には朗報だ。このところの米国債売りで、超低金利の世界で苦しんできた銀行株の人気が復活した。

  米国では10日、国債相場が下落する中、銀行株の指数が2007年以来の高水準に達した。欧州では同様の指数が7営業日続伸し15年以来の高値。アジアの金融株も10年ぶり高値となった。

  利回り上昇やイールドカーブのスティープ化は、短期で借り入れ長期で貸し付ける銀行の利益を押し上げるとの期待がある。高い利回りは成長加速を反映したものでもあり、企業と消費者の融資需要増大が見込める。債券一斉売りは株式投資家にとってもリスクではあるが、2018年の金融株は世界的に有望だとゴールドマン・サックス・グループはみている。

  ゴールドマンのグローバル株式担当チーフストラテジストのピーター・オッペンハイマー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「全ての主要市場で金融株を選好している」とし、「成長局面における前向きでてこの効いた投資であるばかりでなく、金利上昇とイールドカーブのスティープ化の恩恵を強く受けると思う」と解説した。

  株式市場全体については、予想を上回るペースの米引き締めから打撃を受ける可能性があると見ている。ゴールドマンは今年最大4回の米利上げを予想している。

原題:Banks Get Shot in Arm From Treasury Rout as Goldman Says Buy (1)(抜粋)

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