MiFID2のダークプール取引制限、3月まで実施延期-EU当局

  • 12日に施行予定も、必要な情報集まらず-ESMA
  • MiFID2ではダークプールでの取引の割合に上限設定

欧州連合(EU)の市場規制当局は第2次金融商品市場指令(MiFID2)で課す私設取引システム(ダークプール)での取引制限について、導入を3月まで遅らせると発表した。予想外の延期でMiFID2の重要な柱の1つに傷がついた格好だ。

  欧州証券市場監督機構(ESMA)は9日遅くの発表で、株式を売買するダークプールから集まったデータが不完全だと延期の理由を説明。ESMAは9日にデータの公表を予定していたが、この時点での公表は「ゆがんだ」情報を提供することになってしまうと解説した。

  ESMAはこの情報を基にダークプールでの取引制限に該当する株式を判定し、12日から制限を施行する予定だったが、延期せざるを得なくなった。

  MiFID2では、それぞれの銘柄について過去12カ月の出来高のうちダークプールでの取引を8%以内、1カ所のダークプールでは4%以内とするよう制限し、これに違反していた場合はダークプールでの取引を6カ月以上停止する措置を実施することになっていた。

原題:MiFID Dealt Blow by EU’s Surprise Delay of Dark-Trading Limits(抜粋)

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