新興市場債の価値、理にかなっていない-マン・グループは慎重姿勢

上場ヘッジファンドで世界最大の英マン・グループは、世界金融危機以降で最大の上昇を記録したドル建て新興市場債に対して慎重になっている。

  マン・グループによると、利回り追求のために高リスク資産に殺到した投資家にとって、今やリスクは増大している。マン・グループの昨年9月末時点での運用資産は1035億ドル(現行為替レートで約11兆6000億円)。

  世界各国・地域の中央銀行が緩和的な政策を維持し、金利を歴史的な低水準に据え置いた結果、新興市場債の魅力は近年に高まっている。ブルームバーグとバークレイズの指数によると、ドル建て新興市場債の上乗せ金利(スプレッド)は2007年以来の低水準に縮小した。

  マン・グループの新興市場債チームのポートフォリオマネジャー、リサ・チュア氏は電子メールで、スプレッドが縮小し、「信用・流動性リスクを踏まえるとドル建て新興市場債のバリュエーションはもはや理にかなっていない水準に押し上げられている」と指摘し、これは特に高利回り債にあてはまるとの見方を示した。

原題:Man Group Says Emerging-Market Bond Values Don’t Make Sense (2)(抜粋)

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