債券トレーダーはシートベルト装着、グロース氏が債券の弱気相場宣言

更新日時
  • 10年物米国債利回りは昨年3月以来の高水準
  • 国債大量発行見通しに日銀のオペ減額が追い打ち

9日の債券市場では10年物米国債利回りが上昇し、9カ月余りで最高に達した。ジャナス・ヘンダーソン・グループの運用者ビル・グロース氏は債券の弱気相場入りを宣言した。

  10年物米国債利回りは一時6ベーシスポイント(bp)上昇の2.54%と、昨年3月以来の高水準を付け、利回り曲線はスティープ化した。米、英、日本、ドイツが大量の国債発行を控えているところへ、日本銀行が思いがけず超長期ゾーンの買い入れオペを減額したことが追い打ちをかけた格好だ。

  日銀ウォッチャーらはオペ減額を出口戦略の兆しと受け取るべきではないとみているが、中央銀行が債券市場から距離を置き始めている兆候がさらに加わったことにはなる。米国は8年で最大の国債発行を予定している。

  米10年債利回りは9日、2.5%を超えた後にいったん低下したが米時間に入り再び上昇。ニューヨーク時間午後0時16分現在は2.542%。2年債と10年債の利回り格差は5.4bp拡大し57.43bp。

  グロース氏は9日、5年物と10年物米国債の25年にわたる長期トレンドが9日に崩れ、「債券の弱気相場が確認された」とツイッターでコメントした。

原題:Bond Traders Strap In as Selloff Leads Gross to Call Bear Market(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE