米国株市場は「メルトアップ」、アナリストは18年予想の引き上げ急ぐ

  • S&P500、8日終値は過去最高2747.71-アナリスト年末予想に迫る
  • 減税による米企業業績のプラス影響織り込みは控えめ-ゴラブ氏

Buildings stand on Wall Street near the New York Stock Exchange.

Photographer: John Taggart/Bloomberg

たった1週間で、1年分になることがある。

  S&P500種株価指数は先週、1年1カ月ぶりの大幅上昇を記録し、ストラテジストの約4分の1が予想する2018年末水準に迫った。ウェルズ・ファーゴの株式戦略責任者、クリストファー・ハービー氏は「わずか4営業日が、40営業日分のような感じだ。全体として、リフレ相場にあるというコンセンサスがにわかに浮上したようだ」と述べ、乗り遅れたくない投資家が市場に殺到する「メルトアップ」状態にあるとの見方に転向する人がますます増えていると指摘した。

  同指数は8日に5営業日連続で上昇し、終値ベースで過去最高の2747.71を記録。モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏やスコシアバンクのビンセント・ドリール氏、スタイフェル・ニコラスのバリー・バニスター氏が18年末水準と予想した2750に接近した。

  アナリストらは既に大急ぎで18年目標を引き上げており、ハービー氏とクレディ・スイス・グループのジョナサン・ゴラブ氏は、昨年最後の10日間に米国株についてより強気な見通しを提示した。ただ、17年と同様、相場のメルトアップで最も楽観的な予想水準も突破する可能性がある。

  ゴラブ氏によると、S&P500種構成企業の利益上方修正の規模は、減税による米企業業績へのプラス効果を控えめに評価しているという。「アナリストは最近の税制改革を受けて18年の予想を2%弱修正したが、これは見込まれる影響のほんの一部だ」と同氏は8日付リポートで指摘した。

原題:U.S. Equity Melt-Up Already Obliterating Analysts’ 2018 Targets(抜粋)

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