PIMCOとシティ、世界経済についての慢心に警鐘

米銀シティグループと資産運用大手のパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が、世界経済の見通しに関する慢心に警鐘を鳴らした。

  2018年の最初の1週間には強いデータや株価指数の最高値更新が見られたが、両社はここ数日に、まだ懸念すべき理由はあることを顧客に説明した。

  両社とも、楽観論には複数の根拠があることを認める一方で、地政学的要素と中央銀行による金融緩和の縮小、インフレが行き過ぎるリスクを、現在の景気拡大と市場の熱狂を終わらせる引き金になり得るものとして挙げている。

  今年第1週の取引でリスク資産は値上がりしたが、シティのマーク・ショフィールド氏はそのような取引から期待できる利益の縮小を警告。「強気相場の終わりを予想するのは時期尚早だが、期待リターンがピークを付けボラティリティーが高まり始めるに伴い、リスクリウォードの輪郭は醜悪化しつつある」と分析した。

  PIMCOのヨアヒム・フェルズ氏は米国の雇用の伸びがピークとなりつつある兆候が「ビジネスサイクルの後期段階に入りつつある明瞭なシグナルだ」と論じた。

  最大のリスクは、「中央銀行によるやり過ぎ」だとし、中銀は膨張したバランスシートと下限付近の金利から遠ざかろうとしていると指摘。金融政策の潮目が変わるとき、「誰が裸で泳いでいたか」が明らかになるとコメントした。

原題:Pimco, Citigroup Sound Complacency Alarm for Global Economy(抜粋)

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