今年の日経平均2万5615円まで上昇-国内企業トップ13人の予想平均

  • 労働需給は非常にタイトで企業収益も非常に良い-トヨタ社長
  • 政治と経済の両輪がうまく回っている-経済同友会代表幹事

日本経済団体連合会(経団連)など経済3団体や各業界団体が開催した新年祝賀会に出席した企業トップ13人を対象に行った調査で、2018年の日経平均株価の高値予想の平均は2万5615円だった。全員が現在の水準から上昇すると予想した。

  トヨタ自動車の豊田章男社長は、日経平均の上値を2万7000円と予想。「労働需給が非常にタイトで企業収益も非常に良い」とし「さらなる成長のエンジンができている」と話した。

  日経平均株価は取引初日4日の終値が17年の大納会比741円39銭(3.3%)高と、大発会の上げ幅として1996年以来22年ぶりの大きさだった。菅義偉官房長官は5日の閣議後会見で株価について「本年は幸先の良いスタートを切った」とコメントした。株価は5日も続伸しており、前日比208円20銭(0.9%)高の2万3714円53銭だった。

  経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)は、世界的に経済が堅調であることに加え「日本は政治と経済の両輪がうまく回っている」とし、日経平均株価は9月には2万5500円まで上昇するとの見通しを示した。最大のリスクは中東情勢の悪化だと指摘。「イラン、イスラエルが激しく対立しないか心配」と話した。

  大和証券グループの中田誠司社長は今年の日本の景気は「晴れ時々集中豪雨」と予想。集中豪雨の具体例として地政学的なリスクの顕在化を挙げた。また国内消費が盛り上がって来なければ内需は拡大しないとし、企業は引き続き海外で収益を積み増すことになるとの見方を示した。

  7&iホールディングスの井坂隆一社長は、消費者が品質や価格などをしっかりと見極めながら買い物をしていることもあり「足元の消費はあまり良くない」との印象だという。「幸い過去6カ月連続で可処分所得が増えているので、これが消費にうまく循環してくれればいい」と期待感を示した。

各社幹部の予想(順不同)

社名氏名日経平均高値の予想値
ローソン竹増貞信社長2万8000円
昭和電工森川宏平社長2万4000円
旭化成小堀秀毅社長2万6000円
三井化学淡輪敏社長2万6000円
富士電機北沢通宏社長2万5000円
富士通田中達也社長2万5000円
トヨタ自動車豊田章男社長2万7000円
7&iHD井坂隆一社長2万6000円
三菱ケミカルHD小林喜光会長2万5500円
JAL大西賢会長2万5000円
ANAHD片野坂真哉社長2万5500円
西武HD後藤高志社長2万5000円
ホンダ八郷隆弘社長2万5000円
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