トランプ米大統領、不正投票疑惑を調査する委員会を解散

更新日時
  • ホワイトハウスは各州の協力を得られなかったと説明
  • 民主党上院院内総務は委員会は投票を抑圧したと主張

トランプ米大統領は、2016年の米大統領選挙で大規模な不正投票があったと自ら主張していた疑惑を調べるために設けた委員会の解散を命じた。ホワイトハウスはこの問題の調査で各州の協力を得られなかったと説明した。

  大統領は4日、「民主党支配」州が不正投票を隠すためデータを提出しなかったとツイート。トランプ氏は16年の大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補を選挙人獲得数で上回り当選したが、全米得票数では同候補に約300万票及ばなかった。このため選挙後、トランプ大統領は「不正に投票した数百万票を差し引けば」自分が得票数でも勝っていたと主張していた。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は3日の声明で、同委員会の調査に関連する基本情報の提供を「多くの州が拒んだ」とコメントし、トランプ大統領は「税金を使った終わりのない法的闘争への関与」ではなく、同委員会を終わらせる大統領令に署名することを決めたと説明。今後は「国土安全保障省がこの問題を調べ、対応を決める」という。

  民主党のシューマー上院院内総務は同日遅く、同委員会は「選挙の公正さに関して何もしなかった。その代わり、投票を抑圧し、危険で根拠のない主張を永続的なものにする戦線となった」との声明を発表した。

原題:Trump Dissolves Election Commission, Citing Uncooperative States(抜粋)

(3段落目にサンダース報道官のコメントを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE