中国経済、18年は予想以上の底堅さか-JPモルガンは成長率予測上げ

  • 世界貿易は力強く、国内消費は堅調との見方
  • JPモルガンの18年成長率見通し、6.5%から6.7%に上方修正

今年の中国経済はエコノミスト予想ほど減速しないと考えるべき理由が増えつつある。世界貿易は力強く、国内消費が底堅く推移するとの見方がある。

  ブルームバーグ調査によると、2018年のエコノミスト予想のコンセンサスは6.5%成長と、17年見通しの6.8%から鈍化すると見込まれている。だが、最新データを見ると、国家統計局が発表した昨年12月の製造業購買担当者指数(PMI)は堅調を保ち、中国のオフショア株も2009年以来の好スタートを切り、予想より良好な成長率を予測する向きがある。

  JPモルガン・チェースのエコノミストチームは3日、中国の18年の成長率見通しを従来の6.5%から6.7%に上方修正。「上向きの外部見通し」を理由に挙げた。中国国際金融(CICC)と上海証券は、いずれも成長率が2年連続で加速すると予想。エコノミストらは17年も中国経済の減速を見込んでいたが、こうした予測は上方修正を余儀なくされるだけだった。

  モルガン・スタンレーによれば、予想を上回る当局の低所得層居住区の再開発目標や流動性が過剰に引き締まることはないとの方針再表明、力強い外需などが今年の期待を高めるポジティブな兆しとなっている。さらに、エコノミストらは今年の上振れサプライズを促す可能性がある分野として、活況を維持する不動産市場や消費の堅調、ハイテク生産施設の急速な進展などを挙げた。

  HSBCホールディングスのアジア経済調査共同責任者、フレデリック・ニューマン氏(香港在勤)は、「18年の成長率は緩やかな減速を見込む市場予想に反して加速する可能性がある」と指摘。「中国では最先端の生産能力を後押しするため、より多くの資金が投じられている。設備投資の拡大とともに、これは成長の押し上げ役になる公算がある」と述べた。

原題:China’s Economy Could Stem Slowdown Again as JPMorgan Upgrades(抜粋)

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