ボーイングがエンブラエル経営権取得目指す、防衛部門保護へ-関係者

  • ブラジル政府は経営権問題について幾らか柔軟性示す
  • ブラジル政府は「黄金株」を手放すことに消極的

米航空機メーカー、ボーイングはブラジルの同業エンブラエルの経営権取得を目指している。同社はエンブラエルの防衛部門に関してはブラジル政府に保護措置を提供する方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  協議が非公開として匿名を条件に語った関係者によると、ボーイングはオーストラリアと英国での前例が、同社が軍事計画を損なわずに防衛事業を運営できることを示していると主張。ブラジル政府は先月、ボーイングとエンブラエルの統合に反対の姿勢だったが、現時点で経営権の問題について幾らか柔軟性を示唆しているという。

  ブラジル政府は保有するエンブラエル株を売却することに問題はないが、エンブラエルの経営権変更や防衛事業に関する主要な戦略的決定に関して政府に拒否権を付与する「黄金株」を手放すことに消極的だと、協議に詳しい大統領の側近が明らかにした。

  ボーイングとエンブラエルはコメントを控えた。ブラジル国防省にもコメントを求めたが、これまで返答は得られていない。

原題:Boeing Is Said to Seek Embraer Control, With Defense Protections(抜粋)

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