きょうの国内市況(1月4日):株式、債券、為替市場

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●大発会の日本株は大幅反発、米中統計が良好-全業種上げ26年ぶり高値

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  2018年大発会の4日の東京株式相場は大幅反発。米国や中国の製造業関連統計が良好な内容となり、世界景気の先行きに楽観的な見方が広がった。証券や銀行など金融株、石油や鉱業、海運など資源株、電機や機械など輸出株中心に東証1部33業種は全て高い。

  TOPIXの終値は17年の大納会に比べ46.26ポイント(2.6%)高の1863.82、日経平均株価は741円39銭(3.3%)高の2万3506円33銭。両指数ともきょうの高値引けで、上昇率は昨年来最大。TOPIXは1991年11月、92年1月以来、26年ぶりの高値を更新した。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、「米国のISMの製造業景況指数が市場予想を上回る良好な数字だったほか、FOMC議事録が引き続き緩やかなペースで利上げを行っていく内容だったため、株式市場にとって安心材料」と指摘。今後効果が表れてくる米法人減税、インフラ投資の予算が景気を支えるとの政策期待も加わり、「年明けの米国株の良好な地合いは日本株の支援材料だ」と言う。

  東証1部33業種は全て上げ、上昇率上位は証券・商品先物取引、石油・石炭製品、海運、電機、鉱業、機械、精密機器、その他金融など。石油や海運、鉱業など資源セクターは、3日のニューヨーク原油先物が反発し、3年ぶりに1バレル=62ドルに接近したことが材料視された。

  売買代金上位では、出資先ベンチャーの仮想通貨急騰を受けたSBIホールディングスが9年半ぶりの高値を付け、東京エレクトロンやSUMCO、信越化学工業、ファナックなども大幅高。これに対し、17年10ー12月期は7四半期ぶりに営業減益との日本経済新聞報道を受けた大東建託は大幅に安い。

  東証1部の売買高は16億9065万株、売買代金は3兆2795億円、代金の3兆円乗せは昨年12月15日以来で、大納会と比べ2.1倍に急増。値上がり銘柄数は1778、値下がりは246となった。

●大発会の債券は下落、リスクオンで売り優勢-来週の入札への警戒感も

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  2018年大発会の債券相場は下落。米国など海外景気の回復期待などを背景にしたリスクオンの動きで国内株式相場が大幅高となったことに加えて、来週の国債入札への警戒感から売りが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前営業日比3銭高の150円81銭で取引を開始。日経平均株価が上昇して取引を開始するとマイナスに転じ、午後には150円72銭まで下落。結局は5銭安の150円73銭で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「米中で経済指標が強く、ことしは再び景気拡大をテーマに株式に資金が流入している感がある。その半面で債券が弱い」と指摘。また、「年始から日銀政策の出口方向をみるような雰囲気もある。足元で買いが入っていないということで運用スタンスが変わっているような感もある」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前営業日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.055%で寄り付き、その後も同水準で推移した。

  日本銀行はこの日、ことし最初の長期国債買い入れオペを実施した。結果は残存期間1ー3年と5ー10年の応札倍率が前回を下回った一方、3ー5年は上昇した。

●ドルは112円半ば、FOMC議事録や株高支え-米利上げ継続観測

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小じっかり。前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や良好な米経済指標を受けて、米利上げ継続観測が強まったほか、日米株高を背景にリスク選好の動きも支えとなり、ドル買い・円売りが先行した。

  ドル・円相場は4日午後3時56分現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=112円55銭。朝方の112円48銭を安値に水準を切り上げ、一時112円78銭まで上昇した。その後伸び悩み、午後には朝方の上げ幅を解消した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.1%上げたが、その後下落に転じている。

  JPモルガン・チェース銀行の佐々木融市場調査本部長は、「米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを継続し、リスクオンで株高。パウエル新議長が就任しても3月の米利上げ期待は変わらない」と説明。「米雇用統計はそれほど強気な見方ではないが、米利上げは既定路線なので、ドル・円も大きく動かないのではないか」と言い、今週は112円台で推移する可能性が高いとの見方を示した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.2028ドル。ユーロ・円相場は0.2%高の1ユーロ=135円38銭。

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