大発会に日本株のエネルギーが爆発、日経平均の上げ幅22年ぶり

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  • 終値は741円高で1996年以来の大きさ、売買代金も3兆円超える
  • 大発会と年間騰落、方向性「一致」は5割未満-バブル崩壊以降
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

2018年大発会の日本株は、米国や中国の良好な経済統計を受け内外需セクターが幅広く上昇、日経平均株価終値の上げ幅は昨年の大発会の479円79銭を上回り、22年ぶりのロケットスタートとなった。

  ことし初めての取引となった4日の日経平均は、17年の大納会終値に対し308円高で始まり、じりじりと上げ幅を拡大させた。終値は741円39銭高の2万3506円33銭ときょうの高値引けとなり、大発会の上げ幅としては1996年(749円85銭)以来の大きさを記録した。終値の水準は92年1月以来26年ぶりの高値。東証1部売買代金も取引終盤に急増して3兆2795億円と、昨年12月15日以来の高水準に膨らんだ。

  岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジストは、「年末年始に北朝鮮が何らかの動きを見せるのではないかと警戒し、投資家は利益確定売りしてポジションを整えていた」と指摘。そうした地政学リスクが表面化しなかった上、連休期間中は海外株が軒並み高値となり、「海外勢の買いから日経平均が大きな節目2万3000円を一気に窓を開けて上抜けた。今までたまっていた買いのエネルギーが爆発した大発会になった」とみている。

  もっとも、バブル経済が崩壊した1990年以降の大発会と年間騰落の方向性をみると、必ずしも一致していない。昨年までで大発会と年間の上昇・下落が一致したのは28回中、13回。直近では17年(大発会479円高、年間3650円高)、13年(292円高、5896円高)、12年(104円高、1939円高)、09年(183円高、1686円高)に一致した。半面、不一致は16年(582円安、80円高)、15年(42円安、1582円高)、14年(382円安、1159円高)など。

  伊藤氏は、「大発会は年間相場の方向性を決めるというアノマリーにはなっていないものの、それより大切なのは相場自体の方向性や流れだ」と言う。良好なファンダメンタルズと企業業績から日本株はことしも右肩上がりが続くだろうと予想し、「きょうの動きは7年連続で年間の株価が上昇する『7陽連』を暗示する動き」との認識も示した。

1996年に749円高、92年には817円高も

(株価など市況を更新します.)
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