1月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル反発、良好な米経済指標やFOMC議事録受け

  3日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発。市場予想を上回る米経済指標や連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が買いを誘った。昨年12月会合分の議事録では大半の米金融当局者が今も緩やかな利上げ継続を支持していることが明らかになった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は今年初の上昇。12月の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数や米自動車販売の発表後に日中高値を付けた。12月の製造業景況指数は前月から上昇して3カ月ぶりの高水準。自動車大手の一部は市場予想を上回る販売実績を明らかにした。ドル指数は上げ幅を縮める場面もあったが、FOMC議事録が公表された直後、日中高値圏に再浮上した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=112円51銭。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.2014ドル。
  FOMC議事録の公表後、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づいて推計される3月の利上げ確率は約68%に高まった。

  ユーロはドルに対し下落。一時は0.5%安の1.2001ドルで日中安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)の資産購入プログラムは終了が「視界に入っている」という発言が政策委員会メンバーのノボトニー氏から出たことは、ユーロ支援材料にはならなかった。

欧州時間の取引

  FOMC議事録の公表を控えた取引で、米10年債利回りがここ2週間で最も大幅に上昇したことに支えられ、ドルが主要10通貨の大半に対し上昇。中でもユーロとデンマーク・クローネに対して上昇が目立った。ただ、ドルの持ち直しが長くは続かないとの見方をアナリストの一部は示しており、三菱東京UFJ銀行の為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏はドルが「目先はさらに軟化しやすいとの印象だ」と指摘した。
原題:Dollar Advances on Back of Robust Economic Data, FOMC Minutes(抜粋)
Dollar Halts Five-Day Decline Ahead of Federal Reserve Minutes(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が最高値、金は下落-FOMC議事録で

  3日の米株式相場は続伸し、過去最高値を更新した。一方で金相場は値下がりし、ドルは上げを拡大した。12月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録では、当局者らが漸進的な利上げを引き続き支持したことが示された。

  • 米国株は続伸、主要指数は過去最高値を更新
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.44%
  • NY原油は反発、3年ぶりに62ドル接近-供給過多の緩和で
  • NY金:FOMC議事録公表後に下落、当局者が一段の引き締め示唆

  S&P500種株価指数は初めて2700を突破。ナスダック総合指数とダウ工業株30種平均も最高値を更新した。朝方に米供給管理協会(ISM)が発表した12月の製造業景況指数は前月から上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2713.06で終了。ダウ工業株30種平均は98.67ドル(0.4%)上げて24922.68ドル。ナスダック総合指数は0.8%上げて7065.53。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.44%。  

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。3年ぶりにバレル当たり62ドルに接近した。これは新たなシェール掘削が正当化されるために必要とされる水準の61ドルを上回る。過剰供給の緩和が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比1.26ドル(2.1%)高の1バレル=61.63ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.27ドル上げて67.84ドル。

  ニューヨーク金相場では、スポット相場が9営業日ぶりの下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、当局者らが一段の利上げを支持したことが明らかになった。ニューヨーク時間午後2時34分現在、金スポット相場は前日比0.5%安の1オンス=1310.93ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%安の1311.40ドル。議事録が公表される前の通常取引では0.2%高で終了した。

  ノースウェスタン・ミューチュアル・ライフ・インシュアランスのチーフ投資ストラテジスト、ブレント・シャット氏は「FOMC内で、今後見込まれる景気拡大を抑えて低迷を引き起こそうとの考えはどこにも見られない」とし、「熱い景気の状態を継続させる。FOMCがそれを踏み消すことはないだろう」と続けた。

  FOMC議事録によれば、大部分の参加者は「目標レンジ引き上げで漸進的なアプローチの継続」を支持した。FOMCは12月の会合でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25ポイント引き上げた。また2018年については3回の利上げ予測を維持した。
原題:U.S. Stocks at Record Highs; Dollar Extends Gains: Markets Wrap(抜粋)
Oil Surges Past Shale-Drilling Tipping Point as Glut Shrinks
Gold’s Winning Streak Set to End as Fed Signals More Tightening

◎欧州株:4営業日ぶり上昇、MiFID2導入で薄商い

  3日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数が4営業日ぶり に上昇。欧州連合(EU)の第2次金融商品市場指令(MiFID2) の導入日に当たり、出来高は少なかった。

  ストックス600指数は前日比0.5%高の390.22で終了。米国市場と同 様にテクノロジー株が買われたほか、ユーロ下落で自動車など輸出関連 株が好調だった。

  独DAXと仏CAC40はともに0.8%高。英FTSE100は0.3% 高。

  個別では、シュタインホフ・インターナショナル・ホールディング スが32%高と急騰した。
原題:European Stocks Rally in Thin Trading as MiFID II Rules Kick In(抜粋)

◎欧州債:上げ幅縮小、好調な米ISM製造業景況指数を受けた株高で

  3日の欧州債市場は上げ幅を縮小。米ISM製造業景況指数が市場 予想を上回り、世界的な株高となったことが背景にある。ユーロ圏で新 年最初となる国債入札で力強い需要が集まったアイルランドなど、周辺国債がアウトパフォームした。

  アイルランド財務省は、2028年5月償還債を銀行経由で40億ユーロ 発行。事情に詳しい関係者によると、応札額は140億ユーロを超えた。

  4日はフランス、スペインが国債入札を予定している。

  イタリアでは全年限で国内勢の強い買い需要が見られたと、ロンド ンのトレーダーの1人は発言。低調なPMIと3月4日の総選挙が注目 されて売られた前日の下げの一部を埋めた。
原題:EGBs Slip From Highs After U.S. Data: End of Day Curves, Spreads(抜粋)

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