ビットコイン、初期の熱心なファン失う-犯罪者集団は他の仮想通貨へ

  • プライバシーに優れるモネロなどに犯罪者集団は向かう
  • モネロは17年最後の2カ月で約4倍、ビットコインの上げ幅超える

Bitcoin Loses Some Dazzle as Second-Tier Crypto Coins Catch Up

ビットコインは、初期の頃からの熱心なファンの一部を失いつつある。そのファンとは、犯罪者集団のことだ。それが新たな仮想通貨を育てる土壌を生んでいる。

  各国当局がビットコイン利用者を監視できるソフトウエアの採用を進める中で、取引のトラッキングを回避できるよう設計されたモネロなどプライバシーに優れた仮想通貨は、直近の2カ月でビットコインを上回る上昇を遂げた。米チェーンアリシスなど多数の分析会社は犯罪や資金洗浄(マネーロンダリング)と仮想通貨との関連を指摘、こうした仮想通貨と従来型通貨との交換を控えるよう取引所に注意を促している。

  欧州刑事警察機構(ユーロポール)は3カ月前、「モネロやイーサリアム、Zキャッシュなどビットコイン以外の仮想通貨がデジタルの地下世界で人気を得つつある」と警告を発した。パソコンを使用不可能にして原状回復と引き換えに金銭を要求するランサムウェアの送り主らも、これらの仮想通貨での支払いを要求し始めた。

Monero's Rally

Monero outperformed bitcoin in the final months of 2017

Source: Coinmarketcap.com

Note: Figures shows percentage change in price compared with Oct. 31

  
  コインマーケットキャップ・ドット・コムによると、2017年最後の2カ月間にモネロの価格は約4倍の349ドルとなり、他の複数の仮想通貨とともにビットコインの上昇幅を上回った。ブルームバーグがまとめたデータでは、同期間にビットコインはほぼ2倍となっていた。コインマーケットキャップ・ドット・コムによると、モネロの価格は新年に入っても上昇を続けている。

  2014年に取引が開始されたモネロはブロックチェーン上の受け取り側アドレスを暗号化するほか、架空の情報を作成して送り主や送金額を不透明にすることができる。一方、Zキャッシュは受け取り側、送金側それぞれのアドレスを暗号化するなど、プライバシーに焦点を当てた仮想通貨はそれぞれ異なったセキュリティーの特徴を持つ。

  仮想通貨取引所や企業に違法資金との関わりを回避するよう呼び掛けているコインファームのパベル・クスコウスキ最高経営責任者(CEO)は、これら仮想通貨の技術は極めて強力だと指摘。犯罪により取得された仮想通貨を判定するソフトウエアは、モネロを経由したあらゆる資産について高リスクの判断を下していると明らかにした。

原題:Criminal Underworld Is Dropping Bitcoin for Another Currency (1)(抜粋)

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