1月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル続落、商品相場の上昇が背景-ユーロ上昇続く

  2日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の全てに対し下落。一方、前年に2003年以来の高い伸びとなった対ドルのユーロ相場は前年の上昇基調が続いた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、商品相場の上昇を背景に、3カ月ぶりの低水準に下げた。ブルームバーグ商品指数はこの日13営業日続伸となった。ドル指数の17年の年間騰落率は5年ぶりのマイナスだった。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.5%低下。ドルは対円で0.3%下げて1ドル=112円28銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.2056ドル。

  サクソバンクの為替戦略部門責任者、ジョン・ハーディー氏は「税制改革からくる財政リスクの重さが、成長率が押し上げられる見込みを上回っている様子で、新年の相場はドルに好意的でない」とし、「年末見られた下落の流れ」がドルを圧迫したとの見方を示した。

  TDの北米為替戦略部門責任者、マーク・マコーミック氏は、ドルの下落はその「多く」が「商品価格」に絡んでいると指摘。「原油相場が60ドルを突破し、それを上回って安定的に推移している。これが、過去数カ月で多く話題に上った世界的なリフレ・トレードを支えている」と語った。

  ユーロは対ドルで上昇したが、欧州時間からは上げ幅をやや縮小した。1ユーロ=1.2092ドルを超えれば2015年1月2日以来の高値となる。

欧州時間の取引

  ユーロが一時0.6%上昇し、昨年9月8日以来の高値となる1ユーロ=1.2081ドルをつけた。ユーロ圏の堅調な製造業指標が追い風となった。一方でドルは昨年の下落を継続した。
原題:Dollar Extends Decline Into New Year While Euro Advances Further(抜粋)
Euro Nears Three-Year High as Dollar Extends Losses Into 2018(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株はテクノロジー中心に上昇-原油は下落

  2018年最初の取引となった2日の米株式市場ではテクノロジー銘柄中心に上昇、S&P500種株価指数とナスダック総合指数は終値ベースで過去最高値を更新した。一方で米国債は下落、ドルも主要10通貨全てに対して値下がりした。

  • 米国株は上昇、テクノロジーや消費財が高い
  • 米国債は下落-10年債利回り2.46%
  • NY原油は小幅安、イラン反政府デモ供給に影響せず
  • NY金は上昇、スポットは2011年以来最長の8営業日続伸

  株式市場ではテクノロジー銘柄が上げを主導。またアナリストによる投資判断引き上げを受けて消費財関連も高い。テクノロジー銘柄の比重が高いナスダック100指数は1.8%高と、10月27日以降で最大の上げ。またナスダック総合指数は終値ベースで初めて7000を超えた。

  S&P500種株価指数は0.8%高の2695.79。ダウ工業株30種平均は104.79ドル(0.4%)上げて24824.01ドル。ナスダック総合指数は1.5%高の7006.90。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.46%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅下落。終値では30カ月ぶり高値付近にとどまった。反政府デモが続いているものの、石油輸出国機構(OPEC)3位の産油国、イランからの供給は平常通り続いている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前営業日比5セント(0.1%)安の1バレル=60.37ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は30セント下げて66.57ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。スポット相場は8営業日続伸と、2011年半ば以降で最長の連続高。昨年は年間ベースで7年ぶりの大幅上昇となっていた。ニューヨーク時間午後2時15分現在、金スポット相場は前営業日比0.9%高の1オンス=1315.08ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.5%高の1オンス=1316.10ドルで終了した。

  昨年の金融市場では株式相場が好調だった一方、ドルは低調だった。世界の株式相場のパフォーマンスは2009年以降で最高。世界経済の同時成長や、金融緩和解除でゆっくりとしたアプローチが取られている状況などが寄与した。

  今週は3日に欧州連合(EU)の第2次金融商品市場指令(MiFID2)が施行される。また同日に米国では連邦公開市場委員会(FOMC、12月12-13日開催)の議事録が公表される。
原題:Tech Stocks Lead Advance as Dollar Extends Decline: Markets Wrap(抜粋)
Oil Steadies as Violent Iran Clashes Fail to Disrupt Supplies
Gold’s Best Run Since 2011 Exposes ‘Global Complacency’ on Rates

◎欧州株:ストックス600が下落、ユーロ上昇響く-家庭用品株に売り

  新年最初の取引となった2日の欧州株式相場は、指標のストック ス600指数が下落。ユーロ上昇が響いたほか、業種別指数のパーソナル 家庭用品は4週ぶり安値に落ち込んだ。

  ストックス600指数終値は前営業日比0.2%安の388.35。パーソナル 家庭用品株指数は1%安。基礎資源株指数は1.2%高。

  英FTSE100指数と仏CAC40はともに0.5%安。独DAX は0.4%安。

  個別ではエールフランス・KLMが3.6%高、アルセロール・ミタ ルが3.4%高となった一方、ピュブリシスは2.9%安、スタンダード・ラ イフ・アバディーンは2.6%安と下落した。
原題:European Stocks Drop as Euro Spikes, Household Goods Firms Sink(抜粋)

◎欧州債:利回り曲線スティープ化、イタリア債と英国債が下げ主導

  2日の欧州債市場では、利回り曲線が米国市場の取引開始後にステ ィープ化した。12月29日に議会が解散され3月4日の総選挙が注目され るイタリアの長期債が下げを主導した。

  ECBのクーレ理事が量的緩和の延長は年内に1度で最後になる可 能性があると発言し、ユーロ圏の中核国債が下落。周辺国債はPMIが 市場予測を下回り売られた。

  英国の製造業PMIは市場予測を下回ったものの高水準を保った。 英国債は昨年末の上昇を受けた反動とみられる売りに押された。

  スペインとフランスは4日に国債入札を予定。フランスは償還期限10-30年の3銘柄を合計80億-90億ユーロ発行する計画。
原題:BTPs, Gilts Lead European Declines: End of Day Curves, Spreads(抜粋)

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