2018年は「予想外の大きな危機」発生の機が熟す-ユーラシア

  • 08年の金融危機に匹敵する危機、今年起きる可能性
  • 米国の影響力後退で生じた空白を埋める中国の能力に多大なリスク

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今年は10年前の金融危機と同等の地政学的な危機が発生する恐れがあると、政治リスク専門コンサルティング会社ユーラシア・グループが年に一度刊行する年間見通しの中で警告した。

  ユーラシアは世界が直面する政治的な課題を「かなりの難事」と表現。「2008年の金融危機に匹敵する予想外の大きな危機が起きる年を選ばなければならないとしたら、今年であるような気がする」と見方を示した。米国の影響力後退で生じた空白を中国が埋めようとする中で、米中間の緊張が高まることが最大の不透明性だとし、これが経済にも影響する公算が大きいと指摘した。

  ユーラシアのイアン・ブレマー社長はブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、「各国政府は介入主義の様相を強めているため、世界市場の分裂が進んでいる。それは西側とは異なる投資モデルを採用している中国が、多くの国々から自国経済押し上げに最も重要な国だと見なされる傾向が強まってきたことが一因だ。こうした国々は米国よりも中国の方式を採用していくだろう」と語った。

原題:2018 Feels Ripe for a ‘Big Unexpected Crisis, Eurasia Says (1)(抜粋)

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