次期NY連銀総裁の後任探し、望ましい人物への願い事のリスク増える

  • 市場についての専門知識や危機管理の手腕、力強い指導力など
  • ピーター・ブレア・ヘンリー、サイモン・ポッター氏ら取り沙汰

William Dudley

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

今年半ばの退任の意向を発表したダドリー米ニューヨーク連銀総裁の後任探しが進められている。このポストの人選は米金融当局の中でも最も厄介かもしれない。だが、総裁候補を広げようと選定委員会が努める中、次期総裁としてふさわしい人物としての要件をめぐる願い事のリストは増えるばかりだ。

  選定委が助言を求める当局の諮問委員会のメンバー10人にインタビューしたところ、市場についての専門知識や危機管理の手腕、力強い指導力、格差問題への理解、地域の傾向への見聞を備えた総裁が望まれていることが示された。

  金融政策決定で常に議決権を持つニューヨーク連銀総裁は、伝統的に米国の金融政策を導く上で大きな役割を果たしてきたが、次期総裁となる男性もしくは女性がエコノミストになるのかどうかはまだ不明だ、諮問委員の一部は女性ないしマイノリティーを推しており、選定委が起用した人材あっせん会社の1つはこうした候補探しにのみ重点を置いている。

  選定委は候補者リストを公表していない。しかし、複数の諮問委員によれば、ニューヨーク大学スターン経営大学院のディーンを退任予定のピーター・ブレア・ヘンリー氏の名前が示された。このほか、同連銀の市場グループを率いるサイモン・ポッター氏や、その前任のブライアン・サック氏、連邦準備制度でシニアスタッフを務めたネリー・リャン氏らも取り沙汰されているという。

  ニューヨーク連銀は同行のウェブサイトで、人選作業には6-9カ月かかると見込まれるとしている。

原題:New York Fed Makes Rounds, Takes Names in Search for Next Chief(抜粋)

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