きょうの国内市況(12月29日):株式、債券、為替市場

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●大納会の日本株は小幅続落、終盤息切れで内需さえない-銀行は堅調

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  大納会の東京株式相場は終盤に息切れし、小幅に続落。年末年始を控え積極的な買いが見送られる中、食料品やサービスなど内需セクターが相対的に安い。一部報道で営業減益懸念が広がったローソンなど小売株も軟調。半面、米国の長期金利下げ止まりを材料に銀行株は堅調だった。

  TOPIXの終値は前日比1.47ポイント(0.1%)安の1817.56、日経平均株価は19円04銭(0.1%)安の2万2764円94銭。

  アセットマネジメントOneの武内邦信シニアフェローは、「市場参加者が少ない。景況感は良く、懸念される需給要因もないが、日経平均で1万9000円台から2万3000円まで上昇した後だけに、このままのペースで上がっていくことも難しい。来年1ー3月はもみ合い」との見方を示した。金利上昇で高いPERが許容されたテクノロジー株中心の物色から、「今後は出遅れバリューが買われる相場に移る可能性がある。商品市況が底を入れた中、商社や非鉄金属などは割安銘柄が多い」と言う。

  東証1部33業種は食料品や化学、サービス、空運、電機、繊維、情報・通信、建設、小売など15業種が下落。上昇はガラス・土石製品やパルプ・紙、銀行、証券・商品先物取引、金属製品、精密機器、保険など18業種。売買代金上位では信越化学工業、資生堂、ローソンが安い。これに対し、三菱UFJフィナンシャル・グループやTDK、17年12月期営業利益が従来予想を上回りそうだと日本経済新聞が29日に報じた旭硝子は高い。

  東証1部の売買高は8億8915万株、売買代金は1兆5465億円。売買高は11年大納会以来、6年ぶりの低水準。値上がり銘柄数は1030、値下がりは914。

●債券が上昇、日銀オペ方針据え置きで安心感-年明けの需給には警戒も

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  大納会の債券相場は上昇。前日の米国債相場が反落した流れを引き継いで売りが先行したものの、当面は日本銀行の国債買い入れスタンスに変化はないとの見方を背景に買い優勢の展開に転じた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.06%と、21日以来の高水準で取引を開始したが、午後には0.5bp低い0.045%まで買い戻された。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「きのうの欧米債が反落した流れを素直に引き継いで調整的な売りが先行した」と指摘。ただ、「1月の日銀オペ運営方針がサプライズもなく据え置きになり、年明けの4日にはオペが予定されていることから安心感がある」とし、「急いで売り込むような動きは限定された」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月2018年3月物は前日比4銭安の150円68銭で取引を開始し、一時150円61銭まで下落した。その後はじりじりと買い戻され、午後には上昇に転じ、結局6銭高の150円78銭で高値引けとなった。

●ドル・円は小幅下落、年末需給や北朝鮮リスク警戒で112円台後半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が小幅下落。年内最後の取引で需給中心の展開の中、北朝鮮リスクへの警戒もあり、ややドル売り・円買いが優勢だった。

  午後3時13分現在のドル・円は前日比0.1%安の112円71銭。朝方つけた112円97銭から一時112円69銭と前日安値(112円67銭)付近まで下落し、その後は同水準付近で小動きとなった。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「年末調整の中、ドル・円はきのうもみ合いを下放れした感じがあるので、少し戻り売りが強い感じ」と解説。北朝鮮によるミサイル発射の兆候も「休みの間にやられると最初の反応は円買いだろうから、今までの経緯から一時的だとしてもいったん警戒しなければならない」と話した。

  ユーロ・ドルは欧州政治リスクの後退や域内の景気回復などを背景に年初から10%以上ユーロ高・ドル安が進行。29日の東京市場では1ユーロ=1.19ドル台前半と前日の海外市場でつけた1カ月ぶり高値(1.1959ドル)付近で小動きだった。

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