トランプ米大統領:海洋油田・ガス田掘削巡る安全ルールを緩和へ

  • BPの原油流出事故を受け、オバマ政権下でルール導入
  • ルールが修正されれば、企業は10年で2.88億ドル以上節約も

トランプ米政権は、2010年に発生した英BPがリースしていたリグ(石油掘削装置)「ディープウオーター・ホライズン」の爆発事故を受けて昨年導入された海洋油田・ガス田の掘削に関するルールの緩和に動いている。この事故では11人が死亡し、メキシコ湾に数百万バレルの原油が流出した。

BPの「ディープウオーター・ホライズン」

撮影:Derick E. Hingle / Bloomberg

  トランプ大統領は4月に、米国の領海内で操業している石油・ガス掘削業者による事故や環境汚染の抑制を狙ってオバマ前政権下で導入された安全ルールの見直しをジンキ内務長官に指示していた。内務省は今月28日、安全装置が適正に作動していることを第三者を通じて証明するよう運営企業に義務付ける規則の撤廃など、ルールの一部修正を提案した。

  内務省安全環境執行局によると、ルールが修正されれば、企業にとっては10年間で少なくとも2億8800万ドル(約325億円)の節約につながる。

  同局のエンゲル局長は声明で、「業界への規制面の負担を減らすことで、安全と環境の持続可能性に関する高い基準を維持すると同時に、国内の石油・ガス生産の拡大を促していく」と説明した。

原題:Trump Rolls Back Offshore Safety Rules Born From BP Oil Spill(抜粋)

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