人気リゾートのカンクンに賭ける航空各社-米国務省は渡航注意喚起

  • 米国務省はメキシコ2州への旅行について8月に注意喚起
  • カンクンは航空会社にとってうまみのある路線-コンサルタント

米航空各社がメキシコ最大のリゾート地カンクンに向かう便を増やしている。米国務省が暴力事件が多発していると警告しているにもかかわらず、カンクン人気は衰えないとみているためだ。

  サウスウエスト航空とスピリット航空、デルタ航空が増便しているほか、 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスはシカゴ-カンクン間の輸送能力を強化する。米国務省は今年、メキシコの2州について、犯罪組織間の抗争に伴う暴力事件に巻き込まれる可能性が高まっているとして旅行者に注意するよう警告。そのうちの1州はカンクンのあるキンタナロー州だ。

  サウスウエストの国際企画ディレクタ-、 スティーブン・スワン氏はカンクンが同社にとっての「最大の海外市場」だと話す。警告が発せられると一時的には旅行者は減るが、持ち直すのが一般的だと言う。

  元航空会社幹部で現在はコンサルタントをしているマーク・ドラッシュ氏はカンクン路線について、コストが低めで搭乗率も高く、酒類の売れ行きも好調なため航空会社にとってうまみのある商売だと指摘する。アメリカン航空グループの海外路線はカンクン便が最も多いと同社の広報担当者クリステン・フォスター氏は説明する。

  米国務省による8月22日の警告以降も、海外からカンクンを訪れる旅行者は前年と比べ増加。地元の空港運営事業体によれば、11月は前年同月比6.3%増、年初来では8%を超える増加率となっている。

Resort Rebound

Travel growth to Cancun is coming back after the U.S. issued a warning

Source: ASUR

原題:U.S. Airlines Pile Into Cancun on Bet Violence Won’t End Party(抜粋)

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