ラザード、来年も新興市場への投資に自信-成長加速見通しで

  • ペースは17年の半分程度に鈍化と運用担当者が予想
  • 経済成長の加速が続き、企業利益を後押しするとラザード

新興市場資産にとって素晴らしい1年が終わりを迎えようとする中、ラザード・アセット・マネジメントは2018年について、ペースは鈍化するもののさらなる伸びを見込んでいる。

  新興市場資産666億ドル(約7兆5100億円)相当を保有するラザードで運用を手掛けるデニス・サイモン、ジェームズ・ドナルド両氏は、バリュエーション上昇で投資家が17年並みの利益を得る公算は小さいとしながらも、経済成長が企業利益を押し上げ、現地通貨を下支えするだろうと指摘。新興市場の債券は1桁台後半のプラスリターンをもたらし、株価は10-15%上昇すると予想した。今年の伸び率はそれぞれ約13%と33%だった。

  新興市場の株式と通貨は今年、リターンが09年以来の高水準となった。経済成長が加速し、政治情勢がより安定化したほか、投資家信頼感の高まりで、よりリスクの高い資産への投資に拍車が掛かった。新興市場株は相場上昇で、バリュエーションで上回る先進国市場株との格差を35%から25%に縮め、一段の株高となれば、18年には20%まで縮小する可能性があるとドナルド氏はみている。

  同氏は「今年は極めて力強い年となったが、これほどの好調ぶりが来年も続くとは考えにくい」と語った。

原題:Lazard Keeps Faith in Emerging Markets on Outlook for Growth (2)(抜粋)

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