LME銅:10日続伸、1989年以来の長期上昇-一時7300ドル台

  • 大気汚染対策進める中国の生産削減、需要急増下で相場押し上げ
  • ドル安も支援材料-LMEX指数も10日連続の上昇

28日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は1989年以来の長期上昇となっている。需要拡大を巡る楽観的予想や中国での供給削減、ドル安が材料。

  LME銅相場(3カ月物)は前日比0.7%高の1トン=7289ドルで取引を終えた。これで10日続伸。一時は7312.50ドルと2014年1月以来の高値を付けた。LMEのアルミニウム相場も上昇し、いったん同2284.75ドルと12年3月以来の高値となった。

  中国の江西銅業は地域の汚染レベルの新たな審査実施の前に、少なくとも1週間の生産削減を当局に指示された。ゴールドマン・サックス・グループは「強力な需要とコストインフレが18年に価格を押し上げる」と予想していると、ジェフリー・カリー氏らアナリストが19日付のリポートで指摘した。

  ゼイナー・グループのシニアバイスプレジデント、ピーター・トーマス氏(シカゴ在勤)は電話取材に対し、中国で銅消費が維持される中で処理鈍化が見込まれていることで、「銅は力強い相場展開となり、約4年ぶり高値を更新してきている」と語った。

  非鉄金属は今年、原材料の中で最大のリターンを記録しており、銅やアルミ、亜鉛、ニッケルがブルームバーグ商品指数の上げを主導している。中国当局が徹底的な大気汚染対策に踏み切り、工場の生産停止などを含む供給削減の一方で需要は急増。さらに28日には、ドルが2日続落となったことも支援材料となった。

  光大期貨のアナリスト、徐邁裡氏は電話インタビューに対し、「ドル安に加え、クリスマス休暇明けで資金が戻ってきていることが金属相場の続伸につながり、強気なセンチメントを後押ししている」と話した。LMEで取引される工業用金属6種で構成されるLMEX指数も10日連続の上昇。

原題:Copper’s Winning Rally Is the Longest in a Generation(抜粋)

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