米利回り曲線フラット化進む、年末控えスプレッド10年ぶり低水準接近

  • 年末控えたポートフォリオ整理や四半期末のリバランシングなど背景
  • デュレーション長期化で長めの債券購入の動きも

米国のイールドカーブ(利回り曲線)が年末を控えて一段とフラット化している。

  2年債と10年債の利回り格差(スプレッド)は27日に50.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、12月6日に付けた10年ぶりの低水準に接近した。6bp余りのスプレッド縮小は、新しいベンチマークとなった2年債に市場がシフトした影響も多少あるものの、2017年では屈指の変化率だ。長期債が9月以来最大の上昇を演じた中、5年債と30年債のスプレッドも縮小した。

  こうした一段のフラット化は、年末を控えたマネーマネジャーらによるポートフォリオの整理が要因と考えられる。月末のデュレーション長期化や四半期末のリバランシングが長期債の購入を支えることも背景にある。

  ブルームバーグ・バークレイズ米国債指数のデュレーションは来月、1月としての平均をやや上回る0.07年の長期化が見込まれており、こうしたベンチマークを追跡する投資家は長めの債券の購入に動く可能性が高い。

  また、今四半期はS&P500種株価指数が6.4%上昇している一方で米国債相場は小幅下落となっているのを受け、株式と債券で運用する投資家のポートフォリオでは株式の割合が高まっている。このため、債券に傾斜した調整も必要となるかもしれない。

原題:Flattening U.S. Yield Curve Nears Decade Lows in Final 2017 Push(抜粋)

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