【米国株・国債・商品】株は小じっかり、米国債は堅調継続
Randall Jensen、Jeremy Herron
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..
27日の米国株式相場は小じっかり。年末を控えた薄商いのなか米国債は上昇し、ドルは軟調となった。
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S&P500種株価指数は前日まで2営業日続落していた。この日の経済統計では消費者信頼感が引き続き強いことが示された。米国債市場では10年債利回りが4営業日連続で低下した。午後4時過ぎ現在で7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて2.41%。9月以来で最大の下げ。月末のデュレーション長期化と四半期末のリバランシングのフローが、長期債を下支えしているもよう。
S&P500種株価指数は0.1%上昇の2682.62。ダウ工業株30種平均は28.09ドル(0.1%)高い24774.30ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満高い6939.34。
ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反落。薄商いの中、2年半ぶりの高値水準から下げた。リビアのパイプライン修復が来週に終了するとの報道も売り手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比33セント安の1バレル=59.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は58セント下げて66.44ドル。
ニューヨーク金先物相場は続伸。1カ月ぶりの高値となった。貴金属はポートフォリオに「保有する価値がある」とUBSは指摘。この日はドルが下落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.3%高の1オンス=1291.40ドルで終了。11月28日以来の高値に達した。

賃金見通しを楽観
米民間調査機関コンファレンスボードがこの日発表した12月の米消費者信頼感指数は、17年ぶり高水準だった前月から低下した。消費者信頼感指数は122.1と、3カ月ぶり低水準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は128。前月は128.6(速報値129.5)に下方修正された。
原題:U.S. Stocks Rise, Treasuries Gain as Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten as Quarter-End Flows Underpin Long-End(抜粋)
Oil Stalls Below $60 With Resumption of Libya Pipeline in Sight(抜粋)
PRECIOUS: Gold Hits One-Month High as UBS Sees Insurance Value(抜粋)
U.S. Consumer Confidence Falls in December From 17-Year High (1)(抜粋)