フォックス、ディズニーへの資産売却で敏腕クリエーター流出の危機に

  • 「グリー」のマーフィー氏、ネットフリックスやアマゾンが引き抜きも
  • マーフィー氏は契約金1億ドル以上を要求か-関係者

Signage is displayed at the entrance to The Walt Disney Co. Studios in Burbank, California, U.S.

Photographer: Patrick T. Fallon

ライアン・マーフィー氏

撮影:Frederick M. Brown / Getty Images

ウォルト・ディズニーが21世紀フォックスの資産買収で合意したことで、フォックスの敏腕クリエーターの去就が注目を集め、ハリウッドでは同氏を狙った引き抜き合戦が始まったようだ。

  テレビシリーズの「グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」などヒット作を数々送り出したライアン・マーフィー氏(52)は、2018年半ばに切れるフォックスとの契約を更新するとこれまで考えられていたが、今では動画配信サービスのネットフリックスアマゾン・ドット・コムなどライバル会社に移籍する可能性を検討するようになった。事情をよく知る複数の関係者が匿名を条件に話した。

  524億ドル(約5兆9400億円)でテレビ・映画事業をディズニーに売却することになったフォックスでは、対象となったスタジオやチャンネルの経営トップの処遇が決まっていないため、ライバル会社にはマーフィー氏を引き抜くチャンスが到来。関係者によれば、ネットフリックスとアマゾンのほかに少なくとも2社がマーフィー氏獲得を狙っている。

  ネットフリックスはこの夏、「グレイズ・アナトミー」などヒット作をプロデュースしたションダ・ライムズ氏を1億ドル以上の契約金でディズニーから引き抜き、ハリウッドに衝撃が走った経緯がある。関係者によると、マーフィー氏と同氏の関係者らは、この金額並みあるいはそれを上回る契約金を要求している。

原題:Disney Risks Losing One of TV’s Creative Geniuses in Fox Deal(抜粋)

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