12月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、月末のリバランス控えて米国債利回りが低下

  27日のニューヨーク外国為替市場では、年末で薄商いとなる中、ドルが主要10通貨のうち9通貨に対して値下がり。月末のリバランスを控えて米国債利回りが低下した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は終盤、この日の安値付近で推移。ドルが主要10通貨の中で上げたのは対円だけだった。ユーロは対円で約2年ぶり高値に上昇。10年債利回りは低下し、一時2.41%を下回った。

  ニューヨーク時間午後4時33分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。ドルは対円で0.1%上げて113円34銭。ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.1892ドル。一時0.4%高の1ユーロ=1.1910ドルを付けた。対円では0.4%上げて134円75銭。

  月末のリバランスに伴う資金の流れは米長期債を支援し、ドルにはマイナスになると見込まれる。

  ブルームバーグ商品指数はこの日も上昇し、1カ月ぶり高水準を付けた。これを手掛かりにオーストラリア・ドルなど資源国通貨が上昇した。

  英国の経済指標や欧州連合(EU)離脱に関するニュースに欠ける中、ポンドは欧州時間帯から堅調に推移し、ニューヨーク時間の朝方には一時0.4%高の1ポンド=1.3430ドルを付けた。
原題:Dollar Falls With Treasury Yields Ahead of Rebalancing Flows(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株は小じっかり、米国債は堅調継続

  27日の米国株式相場は小じっかり。年末を控えた薄商いのなか米国債は上昇し、ドルは軟調となった。

  • 米国株は小じっかり、統計は消費者信頼感の堅調を示唆
  • 米国債は堅調、デュレーション長期化とリバランシングが支援
  • NY原油は反落、2015年半ば以来の高値水準で失速-薄商い
  • NY金は続伸、1カ月ぶり高値-「保有価値あり」とUBS

  S&P500種株価指数は前日まで2営業日続落していた。この日の経済統計では消費者信頼感が引き続き強いことが示された。米国債市場では10年債利回りが4営業日連続で低下した。午後4時過ぎ現在で7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて2.41%。9月以来で最大の下げ。月末のデュレーション長期化と四半期末のリバランシングのフローが、長期債を下支えしているもよう。
  
  S&P500種株価指数は0.1%上昇の2682.62。ダウ工業株30種平均は28.09ドル(0.1%)高い24774.30ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満高い6939.34。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反落。薄商いの中、2年半ぶりの高値水準から下げた。リビアのパイプライン修復が来週に終了するとの報道も売り手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比33セント安の1バレル=59.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は58セント下げて66.44ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。1カ月ぶりの高値となった。貴金属はポートフォリオに「保有する価値がある」とUBSは指摘。この日はドルが下落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.3%高の1オンス=1291.40ドルで終了。11月28日以来の高値に達した。

  米民間調査機関コンファレンスボードがこの日発表した12月の米消費者信頼感指数は、17年ぶり高水準だった前月から低下した。消費者信頼感指数は122.1と、3カ月ぶり低水準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は128。前月は128.6(速報値129.5)に下方修正された。
原題:U.S. Stocks Rise, Treasuries Gain as Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten as Quarter-End Flows Underpin Long-End(抜粋)
Oil Stalls Below $60 With Resumption of Libya Pipeline in Sight(抜粋)
PRECIOUS: Gold Hits One-Month High as UBS Sees Insurance Value(抜粋)
U.S. Consumer Confidence Falls in December From 17-Year High (1)(抜粋)

◎欧州株:ストックス600がほぼ変わらず、基礎資源上昇-銀行は下落

  27日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数がほぼ変わらずで終了した。基礎資源が上昇した一方、銀行が下落した。

  ストックス600指数終値は前営業日比0.1%高の390.54。業種別では基礎資源が1.2%高、銀行は0.4%下落し12月15日以来の安値。

  英FTSE100指数は0.4%上昇し、終値で過去最高値。独DAXはほぼ変わらず、仏CAC40は0.1%高。

  個別では、英オカド・グループが3.8%高で小売株の上げを主導。基礎資源株のポリメタル・インターナショナルとフレスニーヨはいずれも3.5%高となった。これに対し、ボルボは2.9%安、AIBグループも2%強の下げ。
原題:European Stocks Hold Steady as Miner Gains Offset Bank Declines(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が堅調、米国債に追随し長期債中心に上昇

  27日の欧州債市場ではドイツ債が堅調。米国債が取引開始から上昇したのに追随し、長期債を中心に買われた。年内最後の入札を28日に控えるイタリア債など周辺国債は比較的軟調だった。

  米国債は明確な買い材料がなかったにもかかわらず上昇し、ユーロ圏の中核国債がこの動きに続いた。ドイツ国債先物の3月限は43ティック上昇。出来高は20日平均の50%程度だった。

  イタリア政府は28日、償還期限5-10年の4銘柄を計85億ユーロ発行する計画。イタリアは27日、2019年10月償還予定のゼロクーポン債を25億ユーロ発行、応札倍率は2.11倍だった。
原題:Bunds Rise With USTs, Italy Lags: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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