カリブ海のリゾート開発巡り中国系企業を提訴-バハマの富豪

  • BMLは不正請求で資金をだまし取られたとNY州地裁に訴え
  • バハマールは今年4月にオープン-現在は香港企業の周大福が所有

バハマ諸島のリゾート開発を巡りチャイナ・コンストラクション・アメリカ(CCA)が26日、米ニューヨーク州地裁に提訴された。元々開発を手掛けていたBMLプロパティーズはCCAが不正請求で資金をだまし取ったと主張してしている。39億ドル(約4400億円)規模のリゾート「バハマール」の開発は大きく遅れていた。

サルキス・イズミルリアン氏

撮影:AP Photo / Reinhold Matay

  バハマの富豪で事業家のサルキス・イズミルリアン氏率いるBMLはニューヨーク市マンハッタンの州地裁に提出した259ページに上る訴状で、CCAがBMLから不当な手数料を集める「大規模な不正」を働き、2015年のプロジェクト破綻につながったと訴えた。バハマで最大かつ最も高額なリゾート建設の遅れは、ここ数年の地域経済の足かせとなっていた。

  BMLによると、CCAは不正請求や人員不足に加え、経験の乏しい労働者を訓練する場としてプロジェクトを利用。CCAはリゾート開業のための14年12月の期限に間に合わないと認識していたにもかわらず、それを隠し、手数料を徴収するためプロジェクトに関与し続けたという。

  BMLは損害賠償として少なくとも22億5000万ドルを求めている。CCAに対して訴訟についてのコメントをボイスメッセージと電子メールで要請したが、応答はない。

  バハマールは今年4月にオープン。現在は香港企業の周大福が所有している。バハマールのウェブサイトによれば、客室は2300余り、レストラン・ラウンジは40を超える。コンベンションセンターやジャック・ニクラウス氏設計のゴルフコース、ショッピングセンター、それにカリブ海地域最大のカジノがあるという。

原題:Baha Mar Developer Claims to Be Victim of Massive China Fraud(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE