中国に既に景気減速移行の兆し、18年への警告-中国版ベージュブック

  • 10月の共産党大会後、指導部に経済成長を支える動機乏しい
  • 人員採用や製造業受注、賃金の伸びが加速する状況でなくなった

Delegates applaud during the opening of the 19th National Congress of the Communist Party of China at the Great Hall of the People in Beijing, China.

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国指導部が10月の共産党大会を終えた後、経済成長を支える動機が乏しくなっていることからすると、最近の経済データは「2018年に向けた警告」だ。米調査グループ、CBBインターナショナルがチャイナ・ベージュブックで指摘した。

  CBBのリランド・ミラー社長とチーフエコノミストのデレック・シザーズ氏は27日公表した同ベージュブックで、「党大会の時期には経済が合理的な成長を遂げている状態を確保する誘因があったが、来年はこうしたものが見られない」と分析。既に10-12月(第4四半期)の経済指標に、景気減速への移行を示唆する兆しが幾つか表れていると記した。

  中国企業3300社を対象に実施した今回の最新調査によると、中国では人員採用や製造業受注で伸び加速が止まったほか、賃金も上昇が加速する状況ではなくなった。また、在庫増加ペースが急激過ぎて懸念が高まっているという。

原題:China Beige Book Sees Signs of Shift to Slower Growth Already(抜粋)

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