ブロックチェーンの需要急増、IBMなどの古参企業を再活性化

  • ブロックチェーン関連製品・サービス市場は急成長が見込まれている
  • マイクロソフトやオラクルなどにも新たなチャンス

Working servers stand inside pod one of International Business Machines Corp.'s (IBM) Softlayer data center in Dallas, Texas, U.S.

Photographer: Ben Torres

仮想通貨ビットコインを支える技術として最もよく知られるブロックチェーンは、米IBMにおいてますます大きな存在になっている。

  ブロックチェーンの需要は急増しており、来年にはIBMが世界で他企業に貸し出しているデータセンターの能力のうちブロックチェーンが使用する割合が最大級となる見通しだ。IBMはブロックチェーンの将来性を最初に見抜いた大手企業の一つで、オープンソース・プロジェクトにコードを提供したほか、新興企業がIBMのクラウド上で同技術を無料で試せるよう促進した。

  IBMのような106年の歴史を持つ企業がブロックチェーンに注力していることは、同技術が大きく成長していることを示している。マーケッツ・アンド・マーケッツの調査によると、ブロックチェーン関連製品・サービスの市場は、昨年の2億4200万ドルから2022年には77億ドル(約8730億円)に達すると見込まれている。

  これは、クラウドサービスへの移行を進めているIBMやマイクロソフトなど、テクノロジー業界の一部の昔からの企業に新たなチャンスをもたらしている。また、オラクルが販売しているデータベースなど流行遅れになった製品に対しても、再び需要が高まっている。

  IBMブロックチェーンの技術担当バイスプレジデント、ジェリー・クオモ氏は、「こうした製品すべてがブロックチェーンのおかげで再活性化するだろう」と指摘。「ブロックチェーンを購入する顧客はブロックチェーンだけ買って店を出ることはめったにないため、ブロックチェーンは当社の営業チームのお気に入りだ」と述べた。

原題:Blockchain Pumping New Life Into Old-School Companies Like IBM(抜粋)

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