コンテンツにスキップする

17年は米国IPO復調の年、テクノロジー企業の割合倍増-超大型不在

  • 世界的な株高や低ボラティリティーでIPOの環境整う
  • 上場銘柄数は前年比49%増、アジア企業の比率は13%と高水準
1508968822_4417P_FEATURE_SNAP_01
Photographer: Michael Nagle
1508968822_4417P_FEATURE_SNAP_01
Photographer: Michael Nagle

今年は新規株式公開(IPO)の応援団の誰もが胸をなで下ろしたことだろう。2017年は米国市場に新規公開が戻ってきた年となった。

  IPOの環境は整っていた。幅広い地域で株高が続き、今年がもう終わろうとする段階で米S&P500種株価指数の年初来上昇率はほぼ20%となっている。一方、今年のボラティリティー(変動率)の平均は16年の年間最低よりも低い。今年のIPO企業は昨年を49%上回った。
          

U.S. IPOs Rebound

Number of listings rose 49 percent from lackluster 2016

Source: Bloomberg data on company listings on U.S. exchanges

        

平均調達額が増加

  今年のIPOは大型案件が減少したにもかかわらず、資金調達額の平均は1億7500万ドル(約198億円)に増加した。このうち米国のスナップアルティスUSAロマ・ネグラ・インドゥストリアル・アルヘンティナ、中国の趣店の4社が10億ドルを超える資金を集めた。
        

Bigger and Better

Average share offering size for U.S. IPOs rose as more mature companies listed

Source: Bloomberg data on companies listing in the U.S.


投資意欲は旺盛

  投資家の購入意欲は旺盛で、IPO銘柄のうち18%で株価は仮条件を上回った。16年は15%だった。仮条件を下回ったのは19%で、これは昨年の23%から改善した。
       

Investors Paid Up in 2017

Proportion of U.S. IPOs pricing below the marketed range shrank from 24 percent a year earlier

Source: Bloomberg data on pricings of IPOs bigger than $50 million in the U.S.

        

テクノロジー株が戻る

  IPO銘柄の3分の1はテクノロジーとメディア、通信の企業が占め、この割合は昨年からほぼ倍増した。こうした業界の企業が今年IPOで調達した資金は125億ドルで、これは15年と16年の合計に等しい。ただ、今年は超大型のIPOは不在だった。
         

Prelude to a Deluge?

Tech companies sold as much stock in 2017 U.S. IPOs as the prior two years combined


アジア企業が押し寄せる

  アジア企業が米国市場に上場する流れは続いており、調達額の合計は49億ドルと全体の13%を占めた。16年の同15%からは若干低下したものの、3%未満だった12年や13年、15年に比べると大幅に上昇した。14年は例外で、中国のアリババ・グループ・ホールディングがニューヨーク市場で過去最大の250億ドルを調達した年だ。
  
  今年18件あった5億ドル超の規模のIPOのうち4件がアジア企業だった。趣店の調達額は10億ドルに達し、シンガポールのシーは9億8900万ドル、中国の捜狗は6億5800万ドル、ベストは5億1800万ドルだった。
      

Asia Deals Rising

Asian IPOs represent more than 10 percent of the stock sold in the U.S. in the past two years

原題:U.S. IPOs Bounce Back: Five Key Measures of 2017’s Listings(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE