中国ロボット市場で首位目指す、高齢者支援も構想に-クーカCEO

  • 自動車生産向けロボット最大手クーカ、成長速い別の分野拡大を狙う
  • 中国での売上高は20年までに10億ユーロ上回るとロイターCEO

ティル・ロイターCEO

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツの工業大手クーカは自動車生産に使われるロボットのメーカーとして世界最大手だ。それでもティル・ロイター会長兼最高経営責任者(CEO)は懸念を抱いている。

  理由はごく単純。同CEOによると、ロボットは自動車業界向けの伸びが3-5%にとどまるのに対し、それ以外の業界向けは10%を超える。同氏が就任した2009年にはクーカのロボット事業の売り上げの80%が自動車向けだったが、現在では約50%に低下したという。

ティル・ロイター会長兼CEO

写真家:Krisztian Bocsi / Bloomberg

  クーカは大きな転換を目指しており、それが成功すればロボット市場の中で成長がより速い分野の拡大が可能になる。創業120年の同社は今年1月、世界最大級の家電メーカーである中国の美的集団傘下に入った。

  製品分野が拡大すれば、電子製品の製造現場や物流倉庫などで使われる、より小型で動きの速いロボットの生産につながる。ロイターCEOは中国・広州で今月行ったインタビューで、この他にも電気自動車の所有者向けに充電を行ったり、高齢者の自宅での自立した暮らしを可能にしたりするロボットが構想にあると述べた。

  同CEOは「中国で首位になりたい」と発言。現在の中国での売上高は5億ユーロ(約670億円)だが、20年までには10億ユーロを「はるかに超える」だろうと述べた。産業用ロボット市場では世界的にABBとファナックがクーカの最大の競争相手。中国市場ではまた、地元勢が海外ブランドの3分の1程度の価格で販売している。

原題:Kuka’s CEO Plans for Robot Domination in China and Your Garage(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE