バイオ医薬品業界、来年のM&A復活に期待感-大型減税で余剰資金

  • 還流資金への適用税率引き下げがM&A回復の原動力となる可能性
  • ヘルスケア全体で1600億ドルの余剰資金を生むとゴールドマンは試算

ウォール街は2017年に振るわなかったバイオテクノロジー・医薬品業界の合併・買収(M&A)が来年は復活すると期待を寄せている。米国の税制改革、とりわけ米企業が本国に還流させる資金に適用する税率引き下げが、18年のM&A回復の主な原動力となりそうだ。

  ジャミ・ルービン氏を中心とするゴールドマン・サックス・グループのアナリストは、還流資金への適用税率引き下げに伴い、ヘルスケアセクター全体で約1600億ドル(約18兆1300億円)の余剰資金が生まれ、M&Aや自社株買い、配当、これら3つの組み合わせなど「積極的な資本配分」に充てられる可能性があると分析する。
         

  ファイザーは新たな大型案件を発表する代わりに100億ドル規模の自社株買いプログラムの開始と増配を発表して1年を終える。22日にはロシュ・ホールディングが米イグナイタを17億ドルで買収すると発表した。JPモルガン・チェースが1月にサンフランシスコで開催するヘルスケア・コンファレンスは、企業間の提携やM&Aのディールが発表される舞台として注目される。
             
原題:Analysts Cross Fingers for 2018 Return of BioPharma Mega-Mergers(抜粋)

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