今年発売の世界の一押し蒸留酒を振り返る-明石の絶品ウイスキーなど

あなたが2017年をどのような年だったと記憶すると決めたにせよ、左党にとって今年は満足な一年だった。世界で今年発売された蒸留酒を幾つかリストアップした。これらの商品は感動するほど絶品か、びっくりするほど大胆か、あるいはその両方の要素を兼ね備えている。

茶色の蒸留酒

左から:「リトル・ブック」「ターコネル16」「コンパスボックス・スパイスツリー・エクストラバガンザ」。一番右が「あかし UME」

写真家:ジャネルジョーンズ/ブルームバーグ;プロップスタイリスト:Chloe Daley

  「リトル・ブック」は、「ジムビーム」の創業者ジェイコブ・ビーム氏から8代目の子孫となる30歳のフレディ・ノウ氏が初めて発売した商品だ。4年物ストレートバーボンと13年物コーン・ウィスキーに、モルト・ウイスキーとライ・ウイスキーをブレンドして作られている。

  大手蒸留酒メーカー、ビーム・サントリーが発売したもう一つの新製品は、アイルランドの有名な競走馬にちなんで名付けられた「ターコネル」の16年物だ。この芳醇(ほうじゅん)で力強いウイスキーはアイルランドのキルベガン蒸留所で蒸留され、以前バーボンに使われていた樽に最低16年間寝かされる。

  今年発売された蒸留酒で最も風変わりで絶品の一つが「あかし UME」で、兵庫県明石市で製造されているウイスキー「ホワイトオーク」に梅を漬け込んだものだ。大半のウイスキーよりずっと甘いため、これをリキュールと考えたくなる酒飲みもいるかもしれない。しかし、「あかし UME」はアルコール度数30.5度で強い酸味があり、ロックにしても炭酸を入れてもその味が際立つ。シンプルなハイボールや酸味のあるカクテルとの相性も良い。

透明の蒸留酒

一番左が「ポルガールNo. 3」

写真家:ジャネルジョーンズ/ブルームバーグ;プロップスタイリスト:Chloe Daley

  ロシアの古い蒸留酒の一種「ポルガール」は、厳密にはウオツカではなくその先祖であり、ウイスキーの兄弟のようなものだと考えられることが多い。ポルガール・ブランドの蒸留酒は2014年に発売されたものの、勢いが出てきたのは今年に入ってからだ。 「ポルガールNo.3」はライ麦のベースから蒸留された後、キャラウェイとコリアンダーを加えて再び蒸留されている。

前衛的な蒸留酒

一番左が「ルスタウ・ベルムト・ブランコ」

写真家:ジャネルジョーンズ/ブルームバーグ;プロップスタイリスト:Chloe Daley

  スペイン・ヘレスに本拠を置くワイナリーのルスタウは、1世紀余りにわたりシェリー酒を作ってきたが、今年は白いベルモット酒「ルスタウ・ベルムト・ブランコ」を発売した。この商品はフィノ・シェリーとモスカテル・ワインを主体とし、ニガヨモギやローズマリー、オレンジピール、マジョラム、カモミールが配合されている。これまで味わってきたドライ・マティーニとは全く違う味わいだ。

原題:These Are Some of Our Favorite Spirits To Come Out This Year(抜粋)

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