カタール株、来年は8年ぶり割安付近でスタート-投資妙味指摘する声

  • バリュエーションは10年以降で最も割安付近-新興国市場との比較
  • サウジなどが国交断絶を要求した6月以降、カタール株に売り圧力

政治の混乱に翻弄(ほんろう)された今年のカタール株。2018年のスタートは新興国市場と比較して10年初め以来最も割安な水準付近で取引される見通しだ。

  カタール株はその前の3年間の大半の期間をプラス圏で推移してきたが、カタールと隣国間の政治対立をきっかけに売りを浴び、バリュエーション(株価評価)が急低下した。18年も政治が焦点にとどまるものの、カタール株の一部は現在魅力的な水準で取引されているとアナリストや投資家はみる。

  カタールの首都ドーハに本拠を置くアムウォルのポートフォリオマネジャー、ラミ・ジャマル氏は、カタール株はMSCIやFTSEの新興市場の主要ベンチマークだけでなく、同じ地域のライバルに対しても「極端に割安なバリュエーション」で取引されていると指摘。国内民間企業や食品の安全、インフラ投資継続の重要性を強調した最新の予算を踏まえると、「最近の地政学イベントに対して耐性が見られた」物流や消費セクターに投資価値があると同氏は言う。

        

  カタールの代表的な株価指数であるQE指数は、今年の世界の主要株価指数パフォーマンスランキング(自国通貨建て)で最下位。サウジアラビアを中心とした中東諸国がカタールに対し、テロを支援し同地域の安定を損ねていると非難。18年予算がカタールの経済成長を支援するとの楽観的な見方からQE指数はこの2週間に下げ幅を縮小したものの、年初来ではなお18%下落しており、ドル建てでは世界の主要株価指数で2番目の下落率となっている。24日の同指数は前営業日比0.3%安だった。
           
原題:Qatar Shares to Kick Off 2018 Near Cheapest Level in 8 Years (1)(抜粋)

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