きょうの国内市況(12月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株はバブル後高値更新、米景気期待や株価出遅れ評価-内需高い

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  東京株式相場は小幅に続伸し、バブル経済崩壊後の高値を更新。米国の経済指標堅調や税制改革法案の成立から景気・企業業績への期待が根強い中、電機株のほか陸運や医薬品などの内需関連中心に買われた。

  TOPIXの終値は前営業日比2.85ポイント(0.2%)高の1831.93、日経平均株価は36円42銭(0.2%)高の2万2939円18銭。TOPIXは4営業日続伸で1991年11月13日以来、日経平均は続伸で92年1月9日以来の高値を付けた。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之シニアストラテジストは「米税制改革法案は短期的に材料出尽くしの形となっているものの、先を見据えた場合の意味は大きく、年明け以降再び評価されてくるだろう」とみる。来年の日本株は「経済環境や投資環境、企業業績が今より悪化するとは考えにくい中、海外に比べた出遅れ感が強い。上値の重しでもあった年後半の米景気減速懸念が後退するなら、日本株にとって悪くない」と話す。

  業種別では金属製品や化学、石油・石炭製品、鉱業、繊維製品、精密機器、ガラス・土石製品、食料品、陸運、電機など23業種が上昇。石油・石炭製品や鉱業は22日のニューヨーク原油先物が0.2%高の1バレル=58.47ドルと続伸したことが追い風となった。半面、海運や証券・商品先物取引、銀行、小売、鉄鋼、その他金融、非鉄金属など10業種は下落。海運は一部アナリストの格下げも響き、金融は米金利上昇一服がマイナス要因だった。

  個別では野村証券が目標株価を上げたダイフク、業績予想を上方修正した日本カーボンが高い。物流関連/改装費用が想定以上で第3四半期決算は想定以下だったとゴールドマン・サックス証券が指摘したニトリホールディングス、仮想通貨市況安といちよし経済研究所の格下げが重なったGMOインターネット、東海東京調査センターが格下げした日本郵船は安い。

  東証1部売買代金は前週末比36%減の1兆5458億円で15年12月28日以来の低水準、売買高は10億5644万株。値上がり銘柄数は889、値下がりは1073だった。

●債券上昇、薄商いの中で需給の良さから買い優勢-日銀オペもしっかり

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  債券相場は上昇。前週末の海外市場はクリスマス休暇前で債券・株式とも動意に欠ける展開だったが、国内では需給環境の良さが意識されて買いが先行した。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペを無難に通過すると、午後には先物が一段高となった。

  長期国債先物市場で中心限月2018年3月物は前週末比7銭高の150円85銭で取引を開始し、直後に150円89銭に上昇。午後には150円90銭まで上げ幅を広げる場面があり、結局は9銭高の150円87銭で引けた。日中売買高は9626億円と、中心限月として8月7日以来の低水準だった。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「今月は後半にかけて需給が引き締まっていくとの観測がもともと広がっていた。かく乱要因になっていた米欧の金利上昇が先週末で一服し、好需給が一段と意識されやすくなっている」と指摘。年末にかけても、目先の取引材料が乏しい中で需給が逼迫(ひっぱく)していくとみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.04%と、19日以来の低水準で推移した。新発20年物の163回債利回りは横ばいの0.565%で始まった後、0.56%と19日以来の低水準を付けた。新発30年物の57回債利回りは0.5bp低い0.81%で開始後、0.815%に戻った。新発40年物の10回債利回りは横ばいの0.975%で取引された。

  日銀はこの日、残存期間5年超10年以下と10年超25年以下、25年超の長期国債を対象に買い入れオペを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は5-10年は前回より低下した一方、超長期ゾーンはいずれも上昇した。

●ドルは113円前半、良好な米指標や減税が支え-クリスマスで小動き

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台前半。良好な米経済指標や減税による成長期待に加え、商業決済が集中する五・十日や月末のドル需要が支えとなった。もっともクリスマス祝日の欧米市場休場を控え、値動きは限定的だった。

  午後3時22分現在のドル・円相場は、前週末比横ばいの113円29銭。これまでのレンジは113円26銭から113円38銭までで値幅は12銭だった。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、ドル・円について、「前週末発表の新築住宅販売など米経済指標は強かった印象。米景気が堅調でリスクオンの方向でドル買いになりやすい。米国は利上げ方向なので、国内投資家は日米金利差に注目している。114円台を目指していくのではないか」と説明。「流動性が薄くなっている中、五・十日や年末の資金フローも出やすくなる」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1864ドル。一時1.1844ドルまでユーロ安・ドル高に振れた。一方、ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3371ドル。

  豪ドル・米ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1豪ドル=0.7722米ドル。一時0.7723米ドルと11月2日以来の豪ドル高・米ドル安水準を付けた。

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