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18年の米銀行株、上昇持続には減税以外の材料必要-KBWキヤノン氏

  • 投資家は融資の伸び、利上げ、規制緩和に注目
  • MiFID2が1月施行、システム「障害」の有無注視-キャノン氏
Buildings stand on Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..

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Photographer: John Taggart
Buildings stand on Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..
Photographer: John Taggart

米銀行が最終利益の増加基調を維持する上で米税制改革の直接・間接的な効果が寄与するとアナリストらは判断しており、銀行株はさらに上昇する可能性がある。ただそうだとしても、2018年に銀行株が魅力的であり続けるには、減税以外の支援材料が必要になりそうだ。

  投資家は融資の伸びや政策金利の引き上げ、規制緩和に注目している。また、新たな欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)やサイバーセキュリティー問題、ビットコインを含む仮想通貨の動きやブロックチェーンにも関心が向かうだろう。

  KBWの調査ディレクター、フレデリック・キャノン氏は電子メールでブルームバーグに対し、18年は銀行に好意的な規制当局の動きや金融当局の利上げ、イールドカーブ(利回り曲線)がスティープ化するのか平たん化するのかに注目している。主なリスク要因として低調な融資の伸びやクレジットスプレッドの拡大、政策金利の変化率に対する預金金利の上昇率の割合を示す「預金ベータ」の上昇、サイバー関連事象を挙げた。

  キャノン氏はMiFID2の影響について、リサーチ関連支出が想定を上回るペースで減少するリスクはあるものの、銀行は対応可能だろうとの見方を示した。同氏はまた、1月3日にトレーディング「障害」が発生しないかどうかも注視しているという。

        

Banks Ouperform Since Trump Election

          
原題:Bank Stocks Need More Than Tax Cuts to Sustain Rally in 2018(抜粋)

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