ドルは113円前半、良好な米指標や減税が支え-クリスマスで小動き

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  • ドル・円のレンジは113円26銭から113円38銭と値幅12銭にとどまる
  • クリスマス明けはドル買いに、ドルは114円半ばめど-上田ハーロー

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台前半。良好な米経済指標や減税による成長期待に加え、商業決済が集中する五・十日や月末のドル需要が支えとなった。もっともクリスマス祝日の欧米市場休場を控え、値動きは限定的だった。

  25日午後3時22分現在のドル・円相場は、前週末比横ばいの113円29銭。これまでのレンジは113円26銭から113円38銭までで値幅は12銭だった。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、ドル・円について、「前週末発表の新築住宅販売など米経済指標は強かった印象。米景気が堅調でリスクオンの方向でドル買いになりやすい。米国は利上げ方向なので、国内投資家は日米金利差に注目している。114円台を目指していくのではないか」と説明。「流動性が薄くなっている中、五・十日や年末の資金フローも出やすくなる」とも述べた。

  トランプ米大統領は22日、税制改革法案に署名し、同法は成立した。170兆円規模の減税が実施される。また同日発表の11月の米新築住宅販売は前月比17.5%増加の73万3000戸と2007年以来の高水準となった。

  上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉部長は、「米税制改革法案にトランプ大統領が署名したことから、クリスマス明けはドル買いになる可能性が高い。減税に伴う成長期待が先行しそう」と予想。26日の米株市場動向を注目材料に挙げ、「米株がしっかりとなれば、ドル・円は上がりやすい。年末にかけての上値は114円50銭が一つのめど。一方、下値は112円台は堅いと思う」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1864ドル。一時1.1844ドルまでユーロ安・ドル高に振れた。一方、ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3371ドル。

サンタクロースの飾り

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ステート・ストリート銀の若林氏は、「ユーロも月末の買いが入り、下値はサポートされやすい。100日移動平均線などがあり、1.1800ドル近辺は堅いと思う」と分析。一方、「英国の欧州連合(EU)離脱交渉がユーロにもポンドにも影響する。いろいろと難しい話が出ると、ユーロもポンドも買いづらくなるだろう」と語った。

  豪ドル・米ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1豪ドル=0.7722米ドル。一時0.7723米ドルと11月2日以来の豪ドル高・米ドル安水準を付けた。

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