何もしないぜいたくな冬の休暇を極める-世界各地の特選旅

冬のバケーションで雪や寒い気候を楽しむ方法はスキーからアイスフィッシング(穴釣り)まで数多く、実際にこうした遊びは人気がある。だが旅行業界のプロたちに言わせると、冬らしい場所に行きたいが、そこで何もしたくない場合はどうすればいいのか、という相談が意外にも多い。アクティブな過ごし方にあまり興味がなく、むしろパズルをやったり、湯船にゆっくり浸かったり、暖炉の前でただくつろいだりしたいという人に、そのぜいたくが味わえる旅をいくつか提案する。


バンクーバー島(カナダ)

ウィッカニニッシュ・インの客室の一つ(ブリティッシュ・コロンビア州トフィーノ)

Source: Wickaninnish Inn

  カナダのブリティッシュ・コロンビア州に位置するバンクーバー島の西岸は11月から2月にかけて30フィート(約9メートル)の大波が押し寄せ、強風に見舞われる。自然の現象を見るのが好きという人のために設計されたウィッカニニッシュ・インの客室からなら、それは何とも見事なショーだ。太平洋が見える大きな窓や暖炉、ゆったりとした浴槽を全75室に完備している。1泊340ドル(約3万9000円)から。

バイエルン(ドイツ)

シュロス・エルマウにあるスパの一つ、シャンティギリ・スパからは雪化粧した山並みが見渡せる

Source:Schloss Emau

  ドイツ南部のバイエルン・アルプスに囲まれたシュロス・エルマウ(6つのスパ付き)には、自然いっぱいの静かなロケーションながら大都市にも引けを取らない文化的アメニティーがいっぱい。年間で200ものワールドクラスの公演が行われるコンサートホール(コンサートのチケット代は宿泊料金に含まれる)で音楽を楽しむことができる。このほか、図書館や書店もあるのでじっくり読書にふけるのもお勧め。1泊260ドルから。

米アラスカ州

犬ぞりが体験できるウインターレイク・ロッジ

Photographer: Tyrone Potgieter

  人里離れたアラスカの原野の冬はとても厳しいが、ウインターレイク・ロッジのキャビンに滞在すればそんなことを忘れさせてくれそうだ。キャビンは凍った湖に面しており、アクセスは主に水上飛行機に頼る。ハスキー犬の犬ぞりに乗ったり(ゲスト自身が操縦することも、ホストに操縦を任せることも可)、ヘラジカやカリブーの群れを探すヘリコプターのツアーに参加したりすることもでき、こうした活動は全て宿泊料金に含まれる。2泊4370ドルから。

イタリアン・アルプス

イタリア・ドロミーティ山岳地にあるサン・ロレンツォ・ロッジの夕暮れ風景

Source: Sanlorenzolodges

  イタリア北東部に位置するドロミーティ(ドロミテ)の山岳地に位置し、16世紀に建てられた狩猟小屋を改装したのがこのサン・ロレンツォ・ロッジ。昔からの山小屋らしい内装を残しつつ、床下暖房やスプルースのサウナといった最新のアメニティーを備えている。冬季には木彫りのワークショップや、月明かりの中を散策するスノーシュー・ツアーなどが用意されている。1500本のワインを貯蔵したワインセラーもある。1泊(6人まで宿泊可のロッジ)3195ドルから。

米テネシー州

ブラックベリー・ファームのレストラン、「ザ・バーン」

Photographer: Kreis Beall & Heather Anne Thoma

  グレート・スモーキー山脈のふもとにあるブラックベリー・ファームは、冬の週末の隠れ家としてうってつけだ。敷地内には農場や地ビール醸造所があり、16万本以上という膨大なワインコレクションはグルメにはたまらない。夜は納屋を改装したレストランでゆったり「ファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)」のディナーを楽しみ、共用エリアの暖炉でくつろげる。1泊食事込みで695ドルから。

原題:How to Master the Delicate Art of the Do-Nothing Winter Vacation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE